残業時間をスケジュールに組み込むという愚策
あなたがスケジュールを組む時に「残業ありき」で組んだりしていませんか?
会社の決められた時間内にやるのではなく、「残業することを前提に」予定を組んでいるとしたら、その予定は「愚策」としか言えません。
あくまでも「定時内に終えることを前提としてスケジュールを組む」のが当然です。
残業を最初から当てにしているということは…?
予定を組む時に最初から残業を当てにして組んでいるのは「予算の範囲を超えて買い物をしているのと同じ」です。
1,000円しかないのに1,200円のものを買おうとしている。200円追加があることに期待しながら…という感じです。
時間はお金と同様に考えることができます。Time is Moneyとはよく言ったものです。
ただし、時間はお金よりも「前借り」がしやすいという特徴があります。
自分の時間なので自分だけが我慢をすれば前借りをできます。どこから前借りするか?それはプライベートの自分からです。
残業が増えるということは24時間の内、仕事の時間が増えるという意味です。つまりプライベートの時間が減るということ。仮にプライベートの時間を減らさないとなると睡眠時間が減るということ。
あくまで時間も有限です。
お金の場合は例えば被服費を使いすぎると食費に影響が出るとか…そういうことが起こりますよね?ただお金の場合と時間の場合ではちょっと違うのは「我慢ができるかどうか?」という点です。
好きな服を買うために今月は食費を切り詰める…これなら服を買うという目的が明確なのでモチベーションも高く食費を抑えることができます。
しかし…仕事での残業の場合はそうではありません。「仕方なく残ることで自分のプライベート時間を削る」ということになります。仕方がないと頑張っていても続けばやはり「仕事に追われて…」という発想になりがちです。
定時にあがれるように予定は組むもの!
もしあなたが残業を前提とした予定を組んでいるなら今すぐやめて、定時に上がれるようにスケジュールを組み直すことをおすすめします。
時間を伸ばしても…人は時間いっぱいまで使おうとする習性がありますので(パーキンソンの法則)結果、スケジュールはパンパンになるだけです。イレギュラーなことなどが起こった時に使うのが残業時間と認識を改めて、定時終わりを意識した仕事をしていきましょう。