プロジェクトが予定通りに終わらないことはある意味予定通りなんですが、タスクシュートはそれを抑制する力がある!
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「仕事が完了するまでの時間」を過少に見積もる傾向を、「Planning Fallacy(計画錯誤)」と呼ぶそうです。
人は時間を少なめに見積もる傾向がある。そのため、多くの場合が予定通りに終わらないという事態になり、予定していたスケジュールは少しずつズレていくのです。
どうしたらズレがなくなるか?
もう一つ、こんな法則もあるようです。
どんな作業も常に計画した以上の時間がかかる
ホフスタッターの法則というようです。
面白いのが、この法則を理解した上で計画を立てたとしても、その作業はホフスタッターの法則の影響で、やはり計画した以上の時間がかかるということ。
難しいですね…簡単に言うと「人は時間を過小に見積もり、さらにホフスタッターの法則により、計画からもズレる」ということです。
ゆえに「余裕を持って設定した予備の時間を過ぎたのに、まだプロジェクトが終わらない」という事は往々にしてあるのです。
ではこの予定とのズレをなくすことはできないのでしょうか?
完全にはできませんが、少なくする方法はあります。
それは「過去の事例に目を向ける」ということです。
例えばあなたが同様のプロジェクトを過去にやった際にはどれくらいの時間がかかったでしょうか?
また、ほかの人はそのプロジェクトにどれだけ時間をかけたでしょうか?
こういった事例は振り返ることによって、あなたが自分のプロジェクトを完了させるのに必要な時間がわかるようになってきます。
そのために必要なことはただ一つ!
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過去の事例を振り返るために必要なことはただ一つ、それは「作業記録を取っておくこと」なのです。
僕がTogglを利用して行動履歴を残しているのはこの「過去の事例」を記録しておくことなのです。
自分が何にどれくらいの時間がかかっているのか?を把握することで、今後起こる「似たようなプロジェクト」の時間見積もりが正確になるのです。
タスクシュート方式のタスク管理はこのログを取るということに重点を置いているため、タスクシュートの基本概念通りに実施していれば、プロジェクトの時間見積もりもホフスタッターの法則を受けづらくなる…つまり、正確な見積もりができるようになるのです。
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