メモを取ることが本懐ではないということに気づくか気づかないかで東大に受かるかどうかが決まる!
photo credit: Tulane Public Relations via photopin cc
東大は言い過ぎかもしれませんが…メモを取らない人、メモを取る人、そしてノートにまとめる人。この3パターンの違いは明確であり、ノートをまとめるところまでやる人は間違いなく知識の定着率が高く、また仕事でも仕事覚えが早く、効率的に業務することができます。
今回はメモを取るということについて書いてみたいと思います。
メモというもの、ノートというもの
僕が塾講師をしていた時に気づいたことです。
授業中に一生懸命にノートを取っている。これ自体はとても関心できることです。
ただ、いろんな色のペンを使って丁寧に書いていたり、黒板に書いてある通りに写さなきゃと黒板とノートの往復にしかなっていない生徒がいました。
必死に綺麗なノートを作ろうとしているのです…これではせっかくの説明が耳に入り辛く、後で読み返してもわからないことが増えてしまうのです。
説明にも集中し、黒板の内容も書くということは一見難しいことに思えるかもしれません。
しかし、それは両方を完璧にしようとするからであり、自分のリソースをバランスよく配分して両方を実行すれば良いのです。
と、なるとノートほど丁寧に書いていく暇はありません…そこで必要なのが「メモをする技術」なのです。
メモはまずは書くことが前提。キレイに書く必要なんかありません。どんなことが書いてあったかわかるようにしておきさえすればよいのです。
なので例えば黒板に書かれた赤文字の重要なことは丸をするなどの自分なりのルールを設けておけばわざわざペンを持ちかえる必要がなく、その分説明に耳を傾けることができます。
さて、メモをするところまでは多くの人ができていますがここからが差が出るポイントです。
メモをしてそれだけで終わっている人の実に多いこと。メモはあくまでも「記憶を繋ぎとめておくもの」であり、自分の知識に落とし込むためには「ノートにまとめる」という作業が必要なのです。
巷に「東大生のノートは〜」みたいな本がありますが東大生が授業の最中にあのクオリティのノートを書いているのではなく、授業後に自分が振り返り、復習する際に作るのがあのノートなのです。
- 作者: 太田あや
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 単行本
- 購入: 16人 クリック: 274回
- この商品を含むブログ (112件) を見る
知識の定着率の違い!
photo credit: Newman University via photopin cc
メモを取らない人は論外として、メモを取っても見返す程度の人とその後にノートにまとめなおす人では知識の定着率が明らかに違います。
メモまでの人は「あっ!聞いたことあるな…」と記憶を遡る作業が必要になり、考える時間がかかることからも非効率であり、また知識レベルまで定着していることで生まれる「改善案の創造」まで辿り着かないのでノートまで進んでいる人との差は広がるばかりなのです。
何回聞いても覚えられない、何度も同じ間違えをするという人はもしかしてメモ取ってないのでは?またはメモを取るだけになっているのでは?