田舎ではネットショッピングなしでは好きなものも買えないです。
私は本州の西の端、山口県に住んでおります。
この県は自然豊かで日本海・瀬戸内海の海の幸や中国山地の山の幸と食べ物が美味しい県です。下関のふぐ(地元ではふくと呼びます)やあんこうが有名ですね!
また維新の志士たちを多く輩出し、明治新政府の要人も多数。総理大臣輩出県としても有名です。
昨今では世界遺産に登録された反射炉だったりというものもありますね!他には世界的にも珍しいカルスト台地の秋吉台という場所。
工業では石炭産業で潤った宇部市や石油化学製品で未だ大きなシェアを誇る企業を有する旧徳山市(現在の周南市)もあります。
そんな素晴らしい県である山口県ですが、とても大きな問題を抱えています。
地方都市が抱える問題
山口県は「地方都市」に分類される属性です。なので地方都市ならではの問題を抱えています。
人口流出が激しい!
山口県では人口流出が問題となっています。
高校生の大学進学ではほとんどが県外に進学します…そして帰ってきません。
帰ってこなくてはならないから帰ってきた(例えば親の介護をしなくてはみたいな…)という人が多いです。
5年に1回の国勢調査では5年間で4万6千人もの人が山口県からいなくなりました…これは山口県にある中核市が一つなくなったくらいの人口です。
5年おきに市が一つなくなるとか…やばくないですか?
高齢化率が高い!
上と合わせれば言わなくても分かりますが、学生が進学で県外に行き、帰ってこない…つまり中高齢者が残る形になります。
そのため高齢化率が非常に高い県となります。 少し前のデータではありますが、高齢化率が全国4位という結果でした。
地方都市だから起こる問題とは?
そんな「ザ・地方都市」の山口県ではどんなことが起こるのか?を実体験を踏まえてお話ししましょう!
ポケモンGO全然面白くない
まずは話題のポケモンGOですが、アプリのアップデートで改善されたみたいですが、ポケモンが全然出てきません。
ポケストップの数も雲泥の差です。
同じ時間プレイしても田舎と都会ではポケストップに入れる数も捕まえるポケモン数も違います。
ゲームというものはある程度プレイ時間に比例した結果を住んでいるところに関係なく提示してくれないとやる気が起こらないものです。
結果…ポケモンGOを飽きる人が都会よりも早い段階で出てくるでしょう!
とにかく買い物が困る!
地方都市ですから…大きな商業テナントがないわけではないですが、都会にあるお洒落なお店はなく、商品のラインナップも少ないです。
飲食業ではありますが、例えばスタバ!
山口県にもありますが3店舗だけ。東西200kmくらい離れている横長の県なのに西側に固まって3店舗。
先日のニュースで来年ようやく山口市にスタバがオープンするとありました…どうやら「県庁所在地にスタバがない県は山口県だけ」ということらしいです。配送ルートなどの関係でなかなか出店ができなかったとかいろんな事情があるのはわかりますが…悲しいことです。
都会の方が物価が高いと言われますが、地方だと、商品自体が安くてもそこまでの交通費が都会よりも大きくかかるのでトータルコストはそこまで大差がないものもあるでしょう。
だからネットショッピングが必要!
都会と違い、商品のラインナップが乏しい地方都市ではネットショッピングは簡単に身近にない商品を購入する便利な手段だと言えるでしょう。
情報が入ってこず、身近なものにしか触れていない人なら身近にあるもので事足りるのかもしれませんが、これだけスマホが普及した世の中…身近にないものの情報を遮断するほうが難しい!情報が入ってきたしまったら…欲しくなるものも出てくるでしょう。
都会と田舎での大きな違いを埋めるためにもWEBサービスは非常に大きな役割があります。
身近になったネットショッピングがこれからもっと普及していけば地元のお店に大きな影響を与えることになるでしょう。
でも山口県は高齢化が進んでおり、やはり若者よりもパソコンに疎い高齢者層がいる以上、地元のお店も残り続けることができるのではないでしょうか…
ネットショップでの買い物が苦手でできないという人は、もしかしたら大きな損をしているかもしれないのが田舎の宿命なのです。