パソコン本体にSIMカードを入れることはよくよく考えると至極当然の流れじゃないか!
最近のパソコンはSIMカードを直接入れることができるものが出てきています。
齢37歳、はっきりと覚えていませんがパソコンと出会ったのは小学校か中学生の頃…まだスタンドアローンで使うのが当たり前でデータのやり取りはフロッピーディスクで行っていました。
そんな時代からパソコンを使ってきた私としては今の時代は信じられない進化をしていると感じています。
通信という言葉が出てきたのは?
私がパソコンを始めたころは通信するという概念はありませんでした。
パソコンはそれぞれの環境で利用し、データのやり取りはフロッピーディスクというもの。
しばらくしたら私よりも早くにパソコンを始めた友人が電話回線を利用しての通信をするようになっていました。
その当時は一体どこと通信をしていたのかわかりませんが、どこかと繋がっていたようです。
そこからは通信というものが進歩するのは早かったように思います。あっと言う間にインターネットというものが普及し、通信することが当たり前となりました。
通信自体は当たり前となったら、今度は「通信の仕方」がポイントになりました。
昔は家でしか通信はできませんでした。
それがノートパソコンを持って外で繋ぎたいという需要が出てきます。
そうなると外でインターネットにつなぐ技術が進化していく…一時期はPHSでテザリングしたり、SIMカードを入れられるUSBドングルを使ったり…
モバイルルーターが主流となった時もありました。これは今でも多くのニーズを満たしています。
あくまでこれらは「通信は後付け」として作成されたものです。
でもよくよく考えるとインターネットが当たり前の時代になったのに、パソコン自体で通信する術がないというのはおかしな話です。
通信するのが当たり前なんだから通信できるように作る…至極当然のことなのに最近になってようやくSIMカードを入れられるパソコンが登場しました。
なんだか…「今更?」って感じもしますがね…
格安SIMの存在!
なぜこういうパソコンが今になって出てくるのかというと、私は「格安SIMの登場」にあると思います。
これまでモバイル通信といえば大手3キャリアの独占でした。
しかしMVNO、つまり格安SIMの登場で低価格でネットワーク回線を持つことができるようになったことがSIMスロットを搭載したパソコンの登場には関係があると思います。
回線維持コストが非常に安いという魅力が外でヘビーな回線利用をしないビジネスマンにとっては格安SIMは魅力なのです。
モバイルルーターやUSBドングルなんかよりもそれ一台でモバイル通信が可能な「SIMスロット搭載パソコン」はこれからの主流になることは間違いなのではないでしょうか?