海岸のゴミ拾いが正解?ゴミを減らすことが正解?
物事を真剣に考えられる人とそうでない人がいます。同じことが起こってもまったく違う反応を示したり、まったく違う結果が出てきたり…様々です。
個性といえば個性なのですが、ただ「考えてないだけ」という場合もあります。
この違いはなんなんでしょうか?
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考える「深さ」の問題
物事をしっかりと考えることができる人がそうじゃない人を見ると「なんで考えないんだろう?」と感じます。
しかし、これは正しい判断ではありません。
考えてないように見える人たちは2つのポイントがあります。
そもそも考え方を知らない
根本的なことで物事を考えるということができないのです。
それはその方法を持ってないことが要因です。どう分析すればいいのか?何を検証すればいいのか?がわからないので考えられないのです。
技術的な問題なので5W1Hに当てはめて考えるとかMECEなどといったフレームワークを学べばできるようになります。
その時点で満足している
もうひとつはその人なりにはすでに考えた結果であり、ある程度満足した結果であるというケースです。
「えっ!何か問題ある?」って感じの顔をしていることとかありますよね?
「いやいや、これじゃあ何も解決してないよ」って思うけど本人はまったく問題だと感じてない。
これはその結果から導き出したPDCAを実際に回させてみて、うまくいかないことを体験させることも大切ですし、こちらから「もう一段階考えてみよう」と声をかけてあげることで変わります。
この2つを見て言えることは「考えてなさそうな人もまったく考えていないわけではない」ということです。
考えるという行動はしているが、その「深さ」の問題です。
例えば海岸が汚れているからゴミ拾いをするという考え方とそもそもゴミがどこから来ていて、どうすればゴミが少なくなるか?という考え方の違いです。
どちらも共通して「海岸を綺麗にする」という目的は一緒です。そのアプローチ方法が違うだけです。
なので別に「海岸のゴミ拾いをする人」がまったく無価値ということはありません。そして「ゴミを減らす努力について考える人」だって無価値ではありません。
いつまでもゴミ拾いしているのか?
仕事において、まだ右も左もわからない段階では目の前のことをやるしかありません。つまり「海岸のゴミ拾い」をするしかない。
しかし、仕事に慣れてきて、当たり前に普段の業務ができるようになったら、そろそろ「ゴミを減らす方法」を考えられるようにならなくてはいけません。
なぜなら、会社には新人が毎年入ってきます。その人たちはあなたが新人だったころと同様に最初は「海岸のゴミ拾い」しかできないのです。
あなたはいつまでもゴミ拾いしている場合ではないのです!