最近気になっていることとして「ティーチング」と「コーチング」について調べてみた!
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最近、いや最近ではないですね…ちょっと前から「コーチング」という手法にすごく興味を持っています。言葉自体はもちろん知っていましたし、その手法もなんとなくは理解していたつもりですが…やはり所詮は素人考え、全然理解には程遠い状況だったということがわかりました。
また現在の僕の状況を鑑みてもこれは本腰を入れて学んで行かなければならない分野だと感じました。「今さら?」と言われるかもしれませんが、今さらだとしてもやらないよりは100倍いい!まずはちょっと調べたことをまとめてみました。
ティーチングとコーチングの違いは?
このへんが僕が混同していた部分でした。ティーチングとコーチングではそのアプローチ方法が全然違いますね。これに気づかせてもらったのは結構前の記事で書いた「セミナーへの出席」でした。
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温品先生は笑顔が素敵です!
講師だった(有)ケイ・アンド・ワイの温品先生は本当にわかりやすく、そして熱心にその違いを教えていただきました。「ほんのさわり程度です」とはおっしゃっていましたが、本当に目からウロコでした…
ということです。つまりティーチングはやり方の指導に徹底しているので考え・自発的な行動を導くことが難しい(受動的な成長)なのに対して、コーチングは自分の求めている姿を自覚し、そのための行動を自らが考えるようになる(能動的な成長)ということでしょう。
共に目標達成に導くコミュニケーション手法ではあるのですが、そのアプローチが全然違う!明らかにコーチング手法のほうが人間形成上有用な手法だと思います。
もちろん万能というわけではないでしょう。使い分けも必要な局面があると思います。
自分という人間を振り返ってみてみると、残念ながら僕は元塾講師だったことの影響か「ティーチング」の側面が強いということがわかりました。コーチングについて学べば学ぶほど気付きます。
以前、ある塾の先生とお話をする機会があったのですが、その時に「昔のような『ザ・先生』という方は今の時代は子どもたちから受け入れられない場合が多いです…それだけ現状は変わってきているのです」ということをおっしゃっていました。
この時は「最近の子どもたちの学力低下や授業に取り組む姿勢に変化が起こっている」程度にしか考えていませんでしたが、もしかしたらこれもティーチングからコーチングが求められてきているということなのかもしれません。
昔なら「これをやりなさい」と指示・指導するだけで良かったことも、今は「なぜこれをやらないのかい?」「これをやったらどうなると思う?」というような傾聴の姿勢が必要になってきている…そしてそういう世代が社会に増えてきているので昔ながらの指示・指導型の新人教育も時代にマッチしないということなのでしょう。
なってほしくない!なりたくない!
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新人さんもそうですし、もちろん僕自身もまだまだ成長をしていきたいと思っています。
でもただ指示をするだけではその人は最終的に指示がないと動けない人間…つまり「指示待ち人間」になってしまいます。また指示をする側の人間も裏を返せば指示を待っているのかもしれません。
自立した考えを身につけるためにも伝えることは伝え、考えさせるところは考えさせる。意味を理解した行動で能動的に成長を意識してほしい。
これが今僕が考えていることのひとつです。
今のところこれくらいの認識ですが、ここから本腰いれて勉強していこうと思います。