TaskChute cloud登場!toodledo+togglでタスクシュート実施から乗り換える必要があるか?
ついにあの「Task chute」がクラウドサービスとして公開されました!
作成者はあのjmatsuzaki氏です…って言われてもタスク管理についていろいろ調べている人でなくては知らないかもしれませんが、jmatsuzaki氏はタスクシュートを実際に使い込んでおり、そのコンセプトも価値観もすべて理解した「達人」の一人です。
そんな彼が作成したからには間違いなく本家「Taskchute」のエッセンスを踏襲した素晴らしいサービスでしょう…!
ただ、私はまだ使ったことがないのであくまで推測の話ですが。
Toodledoでタスクシュート式のタスク管理をしている私が、TaskChute cloudの登場に飛びつかないのかを今回書いていきたいと思います。
Toodledoでのタスクシュートとは?
まずはToodledoでどのようにタスクシュートを実施しているか?ということですが、タスクシュート式のもっとも重要なポイントは「予測と結果のすり合わせ」だと考えています。
※タスクシュートって何?って人はこちらの本を読んでみましょう。
このことができるのであればTaskChuteを使わなくてもタスクシュートはできるというのが私の持論です。(確か本家サイトにもアルファベッドでTaskChuteと書くときはツール自体を差し、その理論・考えを表すときはタスクシュートとカタカナで表記するとあったはず…)
私はToodledoを利用してまず「予定時間」を記述します。 例えば「朝のメールチェック」というタスクがあるとします。このタスクの予定時間は「15分」と設定しています。
メールを見るだけに15分?っと思われるかもしれませんが、これは個人個人で違うと思います。私の場合はメールが結構朝から来ているので仕分け〜内容理解、場合によっては別タスク出しという作業も含んでの15分です。
タスクシュートは予測と結果のすり合わせですから、タスクを実行する時にはタイマーのスイッチを押すことになります。そしてタスクが終了したらタイマーを止める。
当初私は「Tasklog」というToodledoの機能を活用したブックマークレット(今はChromeの拡張機能になっている)ものを使っていました。
こちらは非常に優秀なブックマークレット(拡張機能)なのですが、これはとても大きな問題がありました。
Togglとの組み合わせが重要だった!
Toodledoを無料版で利用している私は、Toodledoの過去タスクが1週間で消えてしまうのです。
つまり金曜日に実施したタスクを次の金曜日に見ようと思っても過去の消化済みタスクはToodledoで表示されなくなってしまうのです。
このことが何を指すか?というと「結果のすり合わせ」ができないことを表します。
過去のタスクを見なおして、どこに見積もりとのズレがあったか?どんなことに今週1週間時間を費やしてきたか?などを振り返る「週次レビュー」という作業ができないということなのです。
そのため私は毎日のToodledoのタスクログをEvernoteに送信しておき、週次レビューの際には送信しておいたEvernote上のタスクログを1つずつ見ながら振り返っていたのです。
週次レビューができないわけではないのですが、1週間通して実施したプロジェクトに付随するようなタスクの総実施時間を出そうと思ったら毎日のタスク実施時間を手作業で足していくというアナログな作業が発生していたのです。
とても面倒です…なんとかならないものか?と試行錯誤していたらTogglを使ったChrome拡張機能を発見!一気に解決しました。
(そのことについては過去の記事にまとめてあるのでそちらを参照に)
こうして私はToodledoで何も問題なくタスクシュートが実施できる環境となったのです。
TaskChute cloudに乗り換える必要性は?
さあ、本題はここから。そんな私がTaskChute cloudに乗り換える必要があるか?という点です。
以下、3つの点から考えてみました。
タスクのリピート設定は?
タスクシュート式でタスク管理をしているとわかりますが、ルーチンタスクのリピート設定が非常に重要になります。
タスクシュート式はすべてのタスクを書き出すことになります。もちろんタスクの粒度については各自でやりやすいように設定するといいと思います(例えば「朝の準備」というタスクに設定するか、朝の準備を「歯磨き」「朝食」「身支度」など細かくわけるといったようなこと)
毎日・毎週・毎月というリピート設定ができることは当然として、「第二火曜日」「平日」「週末」といった設定までできると非常に便利です。Toodledoを私が使い続ける大きな理由の一つに「リピート設定の柔軟さ」があります。
いろんなタスク管理サービスを使ってみましたがリピート設定がToodledoほど柔軟に設定できるものはありません。TaskChute cloud自体は使ったことがありませんが、Excel版のTaskChuteではここまで柔軟なリピート設定はできなかったので私はToodledoでタスクシュート実施を決断しました。これが可能ならcloud使ってみる価値ありです。
週次レビューのしやすさは?
Toodledo+Togglの連携で格段に週次レビューがしやすくなっているのですが、TaskChute cloudでも週次レビューは簡単にできるようになっているみたいです。
この辺りはjmatsuzaki氏が実際にExcel版TaskChuteを使っている時からグラフツールなどで週次レビューをやっていたことを踏まえた仕様になっており、安心して機能を使えると思います。
お金を払う価値があるのか?
TaskChute cloudは有料です。月486円です。毎月おおよそ500円の出費となりますが、タスクシュート式のタスク管理を使いはじめるとこの500円という金額はとても安く感じるでしょう。
ただ、私の実施しているToodledo+Togglでのタスクシュート方式でも現状TaskChute cloudと同じことができると思います。こちらは両方共無料のサービス範囲内で可能なので毎月の支払いはありません。
私としては本家TaskChuteツールを使うことが本当の意味ではベストなのかもしれませんが、現状で同様の効果を実感することができているのでお金を払う価値があるのかどうかがわかりません。
TaskChute cloudが1週間くらいの無料お試し期間があれば一度使ってみて、本家ツールの価値観を実感することができると思うのですが…まずは1ヶ月だけ有料でも使ってみないとわかりませんが、無料ツールの組み合わせでも対応できているのでう〜んってところです。
仕組みを理解したらツールを選ばないのがタスクシュート!
ともあれ、タスクシュート式のタスク管理についてしっかりと仕組みを理解しておけば、本家ツールを使ってもよいし、私のようにToodledoとTogglの組み合わせで対応してもいいと思います。
世の中にはもっと他にもいろんなツールを使ってタスクシュートを実践している人がいます。
まずは自分にあったツール探しをする前に、タスクシュートの基本的な概念をしっかりと学んで、それを実践する意味でも「基本に忠実に再現されている」TaskChute cloudを使うもよし!その他のツールを使うもよし!ということです。
※ちなみにiPhoneアプリとしてはこちらの「たすくま」がタスクシュート方式のタスク管理アプリとなります。
※まずはこちらの本で概念を勉強するといいでしょう!おすすめ!