Office for iPad/iPhoneの登場は遅過ぎたのか?少なくとも山口に住む僕はそう感じない!
Lifehacking.jpブログで以下のような記事がありました。
[L] Office for iPad, iPhone, Androidが無料に!でも時代はそれを置き去りにしつつあるという話 | Lifehacking.jp
さすがは@mehori さん!という切り口の記事です。その使い方からOfficeとここではevernoteとを比較してOfficeの利用価値について触れてます。
これを読むと「Officeの登場は遅かったか…」と思います。
ただ僕の周りではこの動きはなく、むしろOffice for iPad/iPhone の登場を喜ぶ声の方が圧倒的に多いのです。
どこに差があるのか?
僕の住む場所は山口県。「西の京」とか「首相輩出が多い県」と言われます。
そんな山口県はよく「保守大国」とも言われます。
さらに、最近では高齢化率が高くなってきている県でもあります。年配の方が多く、また企業の社長さんも年配の方が大変頑張ってらっしゃいます。
みなさんこ存じないかもしれませんが、山口県は意外と大きな企業があるんですよ。
例えばファーストリテイリング、そうユニクロです。世界のユニクロの本店が実は山口にあり、柳井さんは山口県のご出身です。
産業構造としては、山口県は第二次産業が主軸のため、いわゆる「ブルーカラー」が多い…身体を動かす仕事が多いのです。
ホワイトカラー、つまり知的労働をする仕事が多い都会では様々なWEBサービスの登場に合わせて利用者も伸びていくのかもしれませんが、山口県ではなかなか難しいのかもしれません。
特に年配の方は新しいものへのハードルが高く、さらに「保守的な県民性」も相まってハードルは上がってしまう。
それ故に昔から存在し、別に困っていないものを「敢えて変える」という選択肢になりにくいのです。
Officeソフトは日本のビジネスにおいて非常に汎用性の高いソフトです。多くの人がOfficeの恩恵を受けて仕事してきましたし、現在も仕事をしています。
僕の会社でもOfficeは非常に重要なソフトであり、僕自身もかなりお世話になってます。
Excelに詳しい僕は「Excel課長」とまで呼ばれます。
evernoteやその他WEBサービスが出てきてもやはりOfficeの存在は揺るぎなく、それを切望していたのが僕の周りでは起こっている反応です。
App Store のレビューを見てもまだまだOffice for iPad/iPhone の登場には好意的な印象です。
キャズムを超えるのはいつ?
photo credit: Paul Watson via photopin cc
evernoteのようなOfficeとは違ったサービスが俗にいう「キャズム」を山口県で超えるのはいつになるか?それを僕は知る術がありません。
山口県の多くの企業経営者がevernoteを使い始める…そして社内でも共通のツールとなり、先日から追加になったチャット機能と合わせて新しいインフラへと変わっていく…そんな未来がいつ来るか?もしかしたらもう来ているのか?
Lifehacking.jpの記事では仕事のスタイルによってはOfficeをiPhoneやiPadで使う機会がないというような内容でしたが、僕はOffice for iPad/iPhone の登場により、逆に山口県ではiPadの普及が始まり、それに伴ってevernoteのようなサービスが便乗して普及し、キャズムを超えるのかも…なんてことを考えてますが…どうでしょう?