Microsoftスマホ事業から撤退?と聞くとマイナスに感じるかもしれないが、実際には元に戻ろうとしているだけ
天下の大企業、Microsoftが7800人規模の大リストラをするというニュースが入ってきました。
これだけ聞くと「いや〜Microsoftもかなりやばいのかな?」と感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。これはある種の「原点回帰」であると思います。
今回のニュースの概要は?
Microsoftはスマートフォンの製造事業の見直しにより7800人規模のリストラを行うようです。
ノキアから買収したスマートフォン事業についても一括償却するとのこと。
スマートフォンといえばiPhone、Androidというのは認知が進んでいますがWindows phoneというのが出てくる人はなかなかいません。
ノキアの事業であったスマートフォンの販売でMicrosoftはiPhoneやAndroidに追いつこうとしていたのかもしれませんが、それは到底無理な話です。
そもそもマイクロソフトが直近の第3四半期決算(1~3月)に販売したスマートフォンの台数は、わずか860万台。同期間に6117万台販売しているアップルのiPhoneと比較すると、その差はあまりにも大きい。
東洋経済からの引用ですが、こんなに差があるのにスマホ販売をし続けるのは得策ではありません。
昔からMicrosoftを知っている人ならこのニュースを見て「原点回帰か!」と思うはずです。
そもそもMicrosoftは端末を販売する会社ではなく、「OSなどのソフトウェアを販売する会社」なのです。
OS自体を端末メーカーと協力して販売する…これこそがMicrosoftの基本的な事業であり、現時点においても最も収益を上げている事業でもあります。
ここからの躍進なるか?
Windows Phone自体が悪いOSだとは思いません。低スペックなスマホでもサクサク動くその作りは必要充分だと思います。
Microsoftが原点に立ち返ってWindows Phoneを販売するメーカーを応援していけばこれからMicrosoftは「スマホ第3のOS」として躍進することもできるでしょう。
驚いたと同時にちょっと面白いなと思ったニュースでした!