電子化が進む現代でも紙が優っている点は何事にも変え難い!
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ドキュメントスキャナが非常に手頃な価格で買える、デジカメで高画質の画像を残せる、iPhoneのスキャナアプリもある…このように現在、アナログデータを電子化することはそんなに難しいことではありません。
しかし、すべての紙資料をなくすことはまだまだ難しい。そしてやはり「紙が優っている点」というのもあるのが事実です!
デジタルの有用性
デジタルデータの最大の強みはなんでしょうか?
持ち運びが楽?
資料がかさばらない?
違います。一番のポイントは「検索が可能になる」ということです。
紙の資料はその資料を見てみないと中身がどんなものだったかわかりません。
デジタル化した資料はファイル名や文字データが埋め込まれた資料ならその本文自体が検索の対象となります。
「価格帯の調査」という資料を探しているならWindowsの検索などで「価格帯 調査」などの単語を入れて検索すればいいのです。
この電子情報の格納、検索に優れているのがEvernoteですね!
画像データ中の文字も認識して検索ができるので気になったものはiPhoneで写真を撮り、Evernoteに放り込んでおけばいいのです。
iPhoneからもアプリがあるので簡単に検索できます。
Evernote 7.0.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Evernote)
では、紙の資料の強みはなんでしょうか?
軽い?身近?
僕は「発想の起点となりやすい」ということだと思います。
デジタルデータは追記やちょっとしたメモ書きが面倒です。
でも紙の資料はその余白にメモをしたり、重要と思う部分に線を引き、自分なりの注釈をいれたりと自由です。
これによりデジタルデータを眺めているときよりも優れた発想が出てくるという体験が僕には何度もあります。
無駄かもしれませんが、僕は作った資料は必ず一度出力します。
そしてじっくり読んだり、遠くから眺めたりして体裁や段落の流れ、伝えたい内容のバランスなどを見ます。
気になったらすぐにペンを入れ、またじっくりと見る…パソコン画面上に開いている状態だと、気になったらすぐに修正してしまうのです。
せっかくの「バランス確認」の作業を中断して再構成をするようになり、その都度頭の切り替えが必要になり非効率だと感じています。
紙に取って代わる時代もくる?
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デジタルデータとアナログデータのそれぞれのポイントを考えて、データの扱い方を上手に使い分けるのができるビジネスマンですね!
今後、さらに技術が進歩すれば紙の資料のメリットを補完できるデジタル手法か確立するかもしれません。
しかし、今は僕にはとって、紙の資料が生み出す知的生産性は大きいと感じています。
- 作者: 梅棹忠夫
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