自転車のいろんな乗り方にチャレンジする心は実はビジネスにも必要なんだという話
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あなたは自転車でウィリー(片輪走行)をしたいと思った事は無いだろうか?
または両輪を浮かせてジャンプして段差を越えるというようなことをしたことあるだろうか?
僕は子供のころ、何度もウィリーに挑戦したし、ジャンプも何度もした。おかげでタイヤがパンクしたり、ホイールが変形したりして親にこっぴどく怒られたこともある。
今回は自転車でのウィリーのやり方ではなく、その心が実はビジネスにおいても重要であるという話です。
なぜウィリーしたいのか?
そもそもなぜウィリーをしたいのか?という話です。
自転車に乗れるようになり、それまでの「歩く」という手段では厳しかった場所へも簡単に、早く行くことができるようになった。 そんな魅惑的な乗り物である自転車の活用範囲を拡大したい!
新しく手に入れた手段やツールというものはそれまでの自分では考えられなかった大きな変化を与えます。
自転車というのは子供にとっては「世界を劇的に変えるツール」です。そんなツールに出会うと「どこまで出来るのか?」という感情が出てくるのです。
この感情、つまり「チャレンジスピリッツ」はビジネスにおいても非常に大切な心構えです。
何事においても、完璧な準備が可能であればそれに越したことはないのですが、ある程度までは予測でき、準備もできるが残りはわからないというときにはチャレンジするしかないのです。
では、自転車でウィリーをする必要はあるのか?という話です。
そもそも自転車はウィリーをするための乗り物ではありません。生活の足として生まれた身近な乗り物というのが実情です。
ただ最近では自転車でのパフォーマンスを生業とする人もおり、そういう人たちには「普通に走るだけでは物足りない」乗り物です。
ツールを本来の使い方とは違う使い方をすることにより、思わぬ成果につながることがある…ということです。
例えば有名なドクター中松さんが発明した灯油缶から灯油を移す際に使う真空ポンプはそもそもは母親が醤油の一升瓶から食卓に出すための小瓶に注ぐのに大変そうだということから発明されたものです。
しかし、それは灯油を移す際にも活用できると広まり、現在では本来の目的であった醤油を移すという役割よりも灯油を移す役割として現在でも使われています。
視点を変えることで生まれる価値観…新製品の開発や企画を担う人材には欲しいスキルですよね!
さらに一歩を!
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そのままでも大丈夫だけどもう一歩踏み出すことができれば変化を生むことができそう…例えば自転車でウィリーができるようになったらサーカスに出れる(単純過ぎるか?)という未来を作るためには、やはりある程度修練が必要です。
今でも充分だからそれ以上は望まないという「現状維持バイアス」のかかっている人はこの「自転車に乗れる状態で満足している」人であり、「新しいことにチャレンジしない」人とも言えます。
会社が新しいステージに上がっていくためには「ウィリーしたい!」と思うような好奇心とチャレンジ精神を持った人材が必要なのです!