型破り!って何を破るの!?守破離の考え方は思った以上に大切であるという話
「守破離」という言葉をご存知ですか?ビジネスにおいてもよく使われるこの言葉ですが、正確に理解をしないままに使っている人も多いのが事実です。
また知っているが「理解をしていない」人が多いという実態もあります。
僕はとても大切な思想だと考えています。
正確な意味を知ろう!
まずはWikipediaで調べてみましょう。
守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
ここにある通り、まずは型を守るところが大切です。企業ならマニュアルにあることや先輩からの教えがそれにあたります。
ここでやってしまうのが「その方法はもう古いからこっちの方がいいのでは?」という行動です。
確かに効率的になることもあるかもしれませんが、それは次の「破」のステージであり、まずは「守」をやってからの話です。
既存の型をしっかりとできるようになったからこそ「こっちの方が効率的だ!」という言葉に説得力が出る、それにも関わらず基本をおろそかにしてしまうことの言い訳に「破」を使う人がいます。
「守」をやらずに自分の主観だけで行動する…そして壁にぶつかる。先輩たちは「まずはこれをやってね!」ということをやらなかったあなたに対してとても残念に思うでしょう。
最後の「離」なんて「守」も「破」もできてない人には絶対にできません!
でも「離」ができる人はとても輝いて見え、そこに憧れるが故に気持ちが先走ってしまい、「守」をおろそかにするのです。
異端児は基本を知るからこそ!
書道や茶道、華道などの世界では「型破り」というものが存在します。伝統的なルールに縛られず、独創的な発想を持った人たちです。
ただ、異端児と呼ばれる人たちは伝統的なルールをできないわけではなく、できた上でそれをよりよくするために工夫し、そして自分の型を作りあげたからこそ「型破り」なのです。
基本もできずに自分の型をやろうとするのはとても愚かな行為だと僕は考えています!