服を選ぶセンス、食事を選ぶセンス、そして言葉を選ぶセンス。違和感ある話し方はセンスの問題なのか?
この間、飲食店で食事をしている時です。隣の席にいたお客さんの会話が聞こえてきたのですが…「あら?なんか違和感あるな…」と感じたのでもう少しばかり聞き耳たてさせていただいたらその違和感の原因がわかりました!
言葉のチョイスがイマイチ!
内容はちょっとあまりにも個人的過ぎたので伏せておきますが、感じた違和感とは「同じことを言うにしても別の言葉を選べないかなぁ…」と感じるようなものでした。
例えば…そうですね。
まずは明らかに語法的にも間違えている表現とか。「頭痛が痛い」みたいな表現です。
「頭が痛い」ことを「頭痛」と言うのに、さらに「痛い」を加える…聞いてて意味はわかりますが「う〜ん」と唸ってしまいます。
あと、二重否定をたくさん使うとか。
「そうじゃないとは思わない」みたいな表現です。そうじゃないとは思わないということは「そうであると思う」ということだと思うのですが…よくニュアンスがわかりません。
英文法だと二重否定は「絶対〜する」という強い肯定を表現しますが、日常生活では使われることは少なく、詩や論文などの書き言葉としてくらいしか使いません。
はっ!もしかしたら敢えて二重否定を使い、自分の発言にアクセントをつけているのかも…そうだとしたらかなり高度なテクニックですが…
最後は「表現がオーバー過ぎる&マイナス表現が多すぎる」とか。そこまでオーバーにいう必要もないのではと思うようなことを言ったり、マイナス表現が多かったりというのは聞いていてなんか違和感を感じます。
特にこの2つが合わさると「マイナスなことをオーバーに表現する = 相当ネガティブな表現になる」という最悪の組み合わせとなります。
語彙力だけじゃないその人のセンス
単に言葉を知らない、使い方を誤っているというだけなら学ぶことで解決はできますが、言葉を知っていても選ぶセンスに問題があるというケースもあります。
センスについてはやはり「自分の感覚が他人からみてどう映るか?」という客観的な視点を持たないとなかなか気づき、修正することはありません。
頭皮が後退しているのではない!私が前進しているのだ!
孫正義さんのツイートにあった一言です。
このように突き抜けて他人とは違うセンスを持つ人もいますが、大部分の人はやはり一般的なセンスを身につけたほうがいいと僕は思います。