Getting My Life Better

iPhoneやWEBサービスを使った仕事術、ライフハック、仕事への向き合い方などを中心に自分の雑感を含めていろいろ書きます!

「私は言いたいことは言う性格」という人だった僕が大学時代にたしなめられたこと

ソファーから文句ありげなBitstrips自画像

人の数だけ意見や主張があります。同意できるものからそうでないものまで様々です。

また、同じ事象に対しても考え方が違うため、全く違う主張になる。そしてそれが原因で対立するということになっていく…まあ、至極当然のことです。 

 

意見の交換、主張の確認は「新しい何か」を生むことができる生産性の高い行動にもなりますが、そうならないこともあります。

発言の重さと影響力を考える

発言者の立場というものがその場に与える影響というものを考慮せずに、言いたいことを言うのは浅はかな行為です。

例えば周りは自分よりも立場が低い人、例えば会社の後輩や年下ばかりだとします。
こんな中で主張することは仮に間違いだったり、少数意見だったとしてもなかなか周りは「違う」とは言いづらく、「そうですね」と承認されたような状態になります。

ですが、実際には承認された訳ではないですよね。「誰も何も言わなかっただけ」です。

 

別の問題もあります。

同様の場面で自分が主張することにより、周りに考えることをストップさせてしまうという効果です。

「これはこういうものだ」という断定的な言葉を発することにより、「そういうものなのか…」と考えることを止めてしまうのです。

最初にあげたように意見の対立・主張の違いにより新しい何かを生むことができればいいのですが、思考を止めてしまうような発言はいただけません。

 

このように「発言の重さ」「影響力の範囲」を考えずに「自分は言いたいから言う」というのは自己満足感を高めるだけの発言なのです。

 

ディベートは戦いではない

ネコを可愛がるBitstrips自画像

自分の意見や主張を通すことに全力をだったり、主張が通らなかったら「負け」だと判断する思考が近視眼的な発言を生むのです。

誰かと意見が対立したり、主張の食い違いがあったとしても「その人が何を思って発言しているのか?」「その人の主張でどんな影響力があるのか?」と相手を思い知ることが必要なのです。

 

合わせて自分の発言が影響する「良い点」と「悪い点」の両面を理解した上で「言いたいことを全部言う」という愚かな行為はしないことが大切だと僕は大学時代の先生に言われて、すごく反省したというお話です。