あなたは大丈夫?マニュアル研修やOJTをしっかり受けてきた世代が陥りがちな思考や行動
多くの会社では新人さんに向けた研修というものが行われています。先輩や上司からのアドバイスなどまだ入社して右も左もわからない新入社員にはありがたいものです。
また業務をマニュアル化してあり、その手順に沿って研修を実施するという会社も多いことでしょう。
そんな研修を受けた世代とそうでない世代にはどんな違いがあるでしょうか?
アプローチの仕方が格段に違う!
まずはマニュアルなんて特になく、先輩についていって身につけたというたたき上げ世代の場合です。
基本的にわからないことだらけですが、すでに実業務に携わり、やらないわけにはいきません。だからやる。そして、失敗する。
まあ当然のように失敗するのですが、「次は失敗したくない!」と思うので先輩の行動などをよく観察して自分に取り込んでいきます。
また失敗慣れしてくるので考えるよりもまずは行動をするというパターンになりがちです。
研修などを受けた世代はどうでしょうか?
基本的な知識や技術は身についているため、実業務に入った段階でもある程度卒なくこなします。
また「マニュアル = 正解」と認識しているため、「正解はなんなのか?」ということにこだわりがちです。そのため、正解が曖昧な状況だと途端に不安になり、正解を探すための行動をし始めます。
つまり、行動する前にじっくりと考えてしまうということです。
どちらの世代がいいのでしょうか?
たたき上げ世代は全てにおいて「自己流」となるため技術や知識の伝承が困難になりがちです。
ただし、スペシャリストが生まれやすいのも事実です。
研修世代はベースが統一されることで一定ラインまでの成長がある意味確約された状態となり、人員増がそのまま会社の業績アップに繋がりやすくなります。
(注意)あくまで研修やマニュアルの出来が素晴らしいという前提です。
僕はどちらがいいとかではなく、どちらもそれぞれの部分を持つ必要があると思います。
今の世代の多くは研修をしっかりと受けた世代なので僕としては「自らが考えて動くこと」や絶対的な正解を探すのではなくその時に必要な正解…つまり最適解を探すということは身につけてほしいと思います。
世の中には答えが一つのことばかりではないのが事実です。「絶対的な正解」を探すせいで解答えが違った時に「がっかり感」を感じてしまうのです。
さあ、次のステージに行こう!
マニュアル研修をしっかりと受けた世代のみなさん、2〜3年はその先輩たちが作り出してくれた「財産」でお仕事できると思います。
だけど財産…つまり貯金は切り崩しているだけだといつかは枯渇してしまいます。
だから、自分でも貯めていかなくてはいけないのです。
絶対的な正解がもしあれば、それが効率なのは間違いありません。ですが、それがないからこそいろんなことが面白いとも言えるでしょう。
考えることを楽しみ、そして自分の成長を楽しむ…そんなステージへと進んでいきましょう!