SIMフリーiPhone6が再び発売開始!しかも1万円も値上げして…今更な感じもするこのニュースをどう見る?
SIMフリーiPhone6がいきなりの販売中止になってから久しいですが、この度再び日本での販売が開始しました!
各所でニュースになっているのですが、僕としては「今更な感じもするが…」という感想です。
MVNO(仮想移動体通信事業者)戦国時代!
世はまさに仮想移動体通信事業者の戦国時代となっております。
各社がそれぞれの形で3大キャリア(docomo、au、SoftBank)よりも大幅に安く使えるプランを打ち出してきており、あっちが安くすればこっちも安くする!こっちがサービスを拡大すれば、あっちも拡大するという競争の激化が進んでいます。
このMVNOの通信サービスを使おうと思えば、SIMフリー端末かdocomo端末が必要です。
詳しい人はご存知でしょうが、MVNO業者はdocomo回線の一部を借りてサービスを提供しています(一部auもありますが)。つまりあくまで回線提供社はdocomoであり、docomoの端末なら問題なく使えるのです。
もっと詳しく書くと…日本で販売されている端末はほとんど「SIMロック」という購入したキャリアでしか使えないようにロックがかけられています。だからいくらdocomoのスマホをSoftBankに持っていったところでSIMロックがかかっているので使えないのです。
上記の通りSIMロックがかかってない、つまりSIMフリー端末であれば様々な通信サービスを一台の端末で使い回すことができるのです。
さて前置きが長くなりましたが、今回のSIMフリーiPhone6の再販が今更…と思うのは上記の通りMVNO業者が増えたことによる「SIMフリー端末」の増加が要因です。
AppleのiPhoneはかなり高額な部類のスマートフォンです。今回の発表では価格が9万円以上します。
それに対してSIMフリーのAndroid端末はかなり安く、しかも高性能なものも増えています。
そのため今回の発表でiPhoneを購入する人は、よっぽどの「iPhone信者」でないとなかなかこの「お高いiPhone」を買うことはないでしょう。
今か?これからか?
photo by GANZIK l Kimkihong Photography
SIMフリー端末を購入するには、キャリアからの補助がないため初期投資は大きくなります。
しかしながらSIMフリー端末でMVNOの利用をするのであればこの端末代の負担以上の見返りが…つまりランニングコストが安くなります。
僕の考える最適解は「再々端末を買い換えることがないならSIMフリー端末でのMVNO業者での使用」がベストだと思います。
端末買い替えがネックなら再々買い換えなければいい…最初にしっかりとした端末を購入しておけばあとはどのキャリアよりも安くなるはずです。最近は新しい端末が発表されてもそこまで目新しい機能差もなく、また端末自体も長く使えるものになってきています。
中でもAndroidと比べてOSのサポートが長く、操作も安定しているiPhone6のSIMフリーモデルは「再々買い換える必要がないもの」だと言えるかもしれませんね。