Amazon echoにGoogle home…スマートスピーカーはこれから必須となる?
スマートスピーカーというものをご存知ですか?スピーカーとしての機能だけではなく、こちらの呼びかけに反応していろんなことを調べたりできる「家庭用ロボット執事」みたいなものです。AIの進化により、こういったアシスタンス機能の精度が高まってきたことにより登場した家電とも言えるでしょう。
その代表的なものがGoogleが販売している「Google Home」とAmazonが販売している「Amazon echo」です。これまで北米を中心とした海外での販売がメインだったのですが、日本でもついに販売開始し始めたということで話題になってきています。
さて、この2つのスマートスピーカー。本当に必要なのでしょうか?
確かにできるけど…準備が必要!
スマートスピーカーに「明日の天気は?」とか「明日は傘が必要?」とか聞けば天気予報を調べて教えてくれます。
えーと、あれってなんだったっけ?と聞くと回答を調べて教えてくれます。
便利ですね。便利そうですね。実際に私は「音声入力なんてものは外では使えない」と思っていました。「Hey Siri」も「OK Google」も外では恥ずかしいですよね?
でも家庭なら別です。家族しかいないですし、そのもの自体をみんなが使っていればなんの問題もありません。一人暮らしならより問題なしです。大きな声で「OK Google」「Alexa(アレクサ)」と呼びかけて、いつもならスマホで検索するようなことを言葉のやり取りでできるのです。
2つのスマートスピーカーでは他にも「家電のコントロール」ができます。「電気を消して/点けて」といったことやエアコンやテレビのON/OFFなんかもできます。できますが…これには多大な投資と準備が必要です。
実際にはエアコンや照明、テレビなどの多くの家電はそれ単体ではGoogle HomeにもAmazon echoにも対応していません。コンセントと家電の中間にWi-Fiで通電をコントロールする拡張コンセントを取り付けて、電源自体を遮断してコントロールするものや、照明の電球にWi-Fiでコントロールできる機能がついた電球に交換するなど「それに対応した家電」でないと使えません。
基本そんな家電を今時点で持っている人は少ないでしょう。これから徐々に認知が広まって、利用者が増えていけば住宅メーカーも標準装備を謳ってくるのかもしれません。実際にいくつかの住宅メーカーはGoogle HomeやAmazon echoに対応したスマートホームという仕様を発表しているところもあります。
果たして普及するのか?
使いこなせれば、今の生活が劇的に変わる可能性のあるloTであるスマートスピーカー。しかし今時点ではこのスマートスピーカーを買う人は「アーリーアダプター」の域を超えていないのではないでしょうか?キャズムを超えて、ググッと利用者が増えてくればいいのですが、こういった類のガジェットは「出ては消えている」のも事実です。
Googleは以前「Google Glass」というスマート眼鏡とでもいうのでしょうか?そういったガジェットを投入して話題になりました。でも…一部のイノベーターは購入した人もいたようですが、これも大きな普及にはつながりませんでした。
検索と音楽鑑賞、ちょっとしたゲームくらい(Amazon echoなら買い物もできますが…)しか買ってきたままでは使えないスマートスピーカー。さてさて普及するのやら…私?ほしいですよ。こういうのはとりあえず欲しい人なので…でも家族の同意を得られそうにないので保留です。