なんでも調べたら出てくる時代の弊害
今の世の中、ググったら大体のことは調べられます。
ちょっと興味があることを探そうと調べ始めると…どんどん次の興味につながるような情報が出てきて、とめどなく見ていくことも。
こんな情報過多な時代には全く弊害がないのでしょうか?
調べたら出てきたということは…
例えばあなたが何かを考えついたとします。
これは素晴らしいアイデアだ!
と感動していますが、もっとこのアイデアを深めたいと追加できることを調べ始めたとしましょう。
すると、すでにそのアイデアはネット上にあり、さらに自分が考えているよりもさらに上のレベルの完成度のものが見つかったりします。
簡単に自分の考えを昇華させたものを見つけることができたのでよかった!とも考えられますが、「なんだ、探せばあるじゃないか!」と自分で考えた!という感動は失われます。
また、これによる弊害として、「考え、悩み、そして生まれるアイデア」ということではないので、自身の「発想」の経験値が上がらないということです。
発想というものはとても大切なスキルです。
発想力が上がることでいつものやり方ではない別の方法を見つけたりできます。
生産性向上においてもこの発想力は大切なものなのです。
考える前に探すようになる
探せばあるという経験が積み重なると考えなくなる…しかし、これは大きな間違いなのです。
本当は何かしらのアイデアの種があってから調べるのならいいのですが、「何かないかなぁ〜〜」と闇雲に調べても、この情報過多の時代にそうそう簡単に目的の情報には辿り着けません。
ある程度絞り込んで探さないと、ただ時間だけが流れていく…非常に無駄な時間です。
考えをまとめてから調べるのが正解!
情報過多だから悪いことはなく、調べる「体制」の問題です。
すぐに調べるのではなく、どんな情報が必要でそのためにどのように探すか?ということをしっかりと考えてから調べるのが正解なのです。
ついまずは調べてしまうという人は、一旦考えるようにしてみてはいかがでしょうか?