教育者を超える生徒は出てこない!?そんなことはない!
タイトルに書いたことなんですが、「教育する人よりも優秀な生徒は出てこない」と誰からだったか聞いた言葉なんですが…そんなことありません!優秀な生徒は出てくるものです。
どうすれば出てくるのか?を私なりではありますが説明したいと思います。
教育方法によって結果が違う!
自分を超える生徒が出てこないのはそもそも教え方が悪いからだとはっきり言い切ります!
どういう教え方をすると自分を超えることのない生徒になるかは非常に簡単な理由です。
私は塾講師時代に生徒たちによく言っていた言葉に「私を目標にしないこと」というのがあります。
私を目標にするということは最大で「私」までの成長ということ。つまり超えることはないですよね?
教育者が自分が絶対であり、それ以外は認めないという姿勢を頑なに持っていると「自分のやり方に従わせる」ということになります。
生徒自身の自主性は排除し、一つの見方しか教えないのは多様な事象の組み合わせになる社会に出ると困ること間違いなしです。
現在の職場でも私は新卒者の教育係をやらせていただいているが、そこでも必ず「ゴールは私ではない」と話します。
社会人1年目の人は入社してきた時に持っていると「ピカピカの社会人像」を大切にしてほしいと思います。
働き始めてくるとやはり現実の厳しさから最初の頃持っていた社会人像が崩れてくると思います。
ですが、全く知らない時に描いた社会人像はある意味では「自分の理想とする社会人像」だと思います。そこを目指すことが大切であり、その時に教育を受けた人を目指すのではないのです。
守破離は大切!
自分を目指させないということが自分以上の生徒もしくは部下を生むために大切な考えなのです。
ですが、最初から自分を目指させないかというとそれは違います。
最初はもちろん自分のやり方を知ってもらう。それらが出来るようになったら自分なりの工夫を凝らす。そして最後には自分のやり方を見つけてもらう…つまり守破離の流れです。
守破離の「守」だけを伝え、破と離をさせないような教育者には、自分を超える生徒が生まれないのは当然なことなのです。