好きなことは言われなくてもやる。嫌いなことは言われてもやらない。
タイトルに書きましたが「好きなことは言われなくてもやるけど、嫌いなことは言われてもやらない」という人がいます。
まあ、全てが悪いというわけではないのですが、会社組織内では状況によっては許されない行動だと私は考えます。
なぜ許されないのか?
仕事においてはなぜ許されないのか?ということについて、私の見解を書いていきます。
仮にあなたの前に「面白そうな仕事」が転がっているとします。でも、あなたにやって欲しいと依頼があったわけではありません。
あなたは気をきかせて「よし、せっかくならやっておいてあげよう!」と行動したつもりかもしれませんが、上司から見ると「まずは自分に与えられた仕事をやってからの話じゃないか?」という気持ちになります。
もちろんやってくれたことは嬉しいのですが、それに時間を使ってすでに与えられている仕事ができていないなら問題です。
あなたにはすでに別の仕事が与えられており、それがまだ完遂していないとしたら、どっちが優先度の高い仕事だと言えるでしょうか?
言うまでもなく「やって欲しいと与えられている未完了の仕事」です。
そちらの仕事をほったらかしにして(またはほどほどに手をつけた状態で)、自分にとって楽しそうである仕事に手をつける…
レストランで言えば注文が入っているのに、注文されたものではないものを作ってました!っていうことと同じです。
「いやいや、お客さん待ってますから!そっちじゃなくてこっち作ってくださいよ!」って話です。
それなのに「こっちがうまくできました」みたいな報告されても「あっそう!」という反応にしかなりません。
与えられた仕事が自分にとって仮に面白みがないものだとしても、それには上司の期待がこもっていると私は考えます。
この仕事を通してこんな経験を積んで欲しい、こんな考えを身につけて欲しいという思いを持って渡した仕事には手をつけず、やりたいことだけやっているのでは幼子と思考は変わらないのです。
言われたことをやってからなら問題なし!
大前提として「言われたことをやった上でやる」ということです。
それができたので「面白そうな仕事」にも着手したというなら問題はありません。
事前に「手が空きました。その仕事興味があるのでやりましょうか?」と確認を入れてからやるのが当然の流れでしょう。
やりたいものには積極的。そうでなければやれって言われてもやらないというのは会社組織においてはその人の信頼を揺るがす行為だと私は考えます。