iPhoneは3年で買い替えって公式に発表されたけど本当に3年で買い換える必要があるのか?
photo by Jose Carlos Figueiredo
Appleが公式に「iPhoneの想定使用年数は3年」と発表したそうです。
これは何を根拠としたもので、すべてのiPhoneユーザーがこのことを意識して使う必要があるのか?という視点で内容考えてみたいと思います。
あくまでも想定の話?
公式にはこのように書いてあるようです。
ユーザーによる使用をモデル化するためには、模擬的な使用シナリオのもとで稼働する製品の消費電力を測定します。日々の使用パターンは各製品に固有のもので、実際のユーザーとモデル化したユーザーのデータを組み合わせたものです。1人目の所有者を基準にした使用年数は、OS XまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年を想定しています。
わかりにくい…まず少しずつ見ていくと
ユーザーによる使用をモデル化するためには、模擬的な使用シナリオのもとで稼働する製品の消費電力を測定します
まずAppleが考える「iPhoneの使われ方」に則り、その状況下での消費電力を測るそうです。
日々の使用パターンは各製品固有のもので、実際のユーザーとモデル化したユーザーのデータを組み合わせたものです。
ここがわかりにくい!
私は「モデル化したデータと実際の使用ユーザーから集めたデータを組み合わせたデータを『相対的なiPhoneの使われ方』として定義する」という意味に捉えました。
Appleの考える使い方もあるけど、やっぱり現場ではこんな使い方もあるからそれを考慮すると大体これくらいになるね〜っというようなニュアンスだと思います。
これを基にして考えると1ユーザーのiPhone使用年数は3年になると言うのがAppleの発表内容です。
Appleがどの程度のものとしてiPhoneの利用シーンを定義しているかがわかりませんが、私は「バリバリ使いこなす」というシーンを考えているのではと思います。
スマホのフル機能を毎日ふんだんに使っている人はなかなかいません。
使わないの機能だとしても、それについての消費電力は少なからずあります。
ですが、結局使わない機能なのであってもなくても同じですね。
Appleの推奨通り、3年経って買い換えよう!と思い立ったとしても、その時に買い換える対象の機種はおそらく使わない機能が盛りだくさんになっている可能性があるのです。
使わないのであれば最新でなくてもいい。
そう考えると3年で買い替えしなくても大丈夫そうですね。
もしかしてAppleの販売戦略?
確かに3年も使うとバッテリーがへたってきたりしますが、機能面では全く問題がなく使えるはずなのです。
携帯会社の2年縛りがなくなるので、3年サイクルでiPhone買い替えも今後は可能になりますね。
(現在2年縛りの人はプラン変更が必要)
Appleとしては今回の発表により「最長3年で買い換える行動が起こるようにしたい」という意味を含めているのではないでしょうか?
日本でもiPhone販売に陰りが出始めていますが、欧米では飽和状態になってきているため、3年でiPhoneを買い換えるサイクルを作る…これによりAppleは継続して収益を生むことができるのです。
ですが、大切に使えば3年以上必ず持ちます。
ネットサーフィンくらいしかしないというライトユーザーならこの公式発表は無視してしまっていいと私は思います。