マクドナルドのハッピーセットに付いていたトミカスペシャルDVDを子供に見せるのは危険だ!
ふだんとは違うテイストの内容なりますが、子どもがトミカ好きなのでハッピーセットについてくるとあった「トミカスペシャルDVD」目当てに週末マクドナルドに行きました。
予定通りスペシャルDVDを手に入れました。
そして自宅に帰って見てみて…声を失いました。
タイトルに騙された!
そのDVDは簡易的な紙のジャケットに入っていました。 上には「トミカのおはなしやうたがいーっぱい!」と記載されているので私は単純にトミカがたくさん走っているようなものを想像していました。
たくさんの種類があるトミカは子どもが次から次へと欲しがるいわゆる「コレクトしたくなる玩具」です。
大人でも熱烈に集めている人もいますし、クルマ好きがでトミカを自分の車と同じ仕様に改造するという猛者もいます。
私もクルマ好きがなので嫌いではないが…
さて、それではDVDをスイッチオン!
…
……
なんということでしょう。
トミカシリーズの紹介はもちろんありますが、このDVDは「トミカ・プラレールに関連する商品の販促DVD」だったのです!
次から次へと現れる「商品宣伝」。
物欲をどんどん刺激する魅せ方に「これは子どもに見せたらとんでもないことになりそうだ…」と感じました。
例えばDVDでは、車庫や整備工場と単品で販売しているものを複数組み合わせて大きな街のようなものを作っていましたが、あれを再現するには結構な額のお金が必要です。
「買って!」と子供からねだられる可能性を高める内容だったのです!
タイトルの「トミカのおはなしやうたが…」というのは、確かに歌はありました(トミカの主題歌のようなもの)が、おはなしはつまり「コマーシャル」だったのです。
欲しがり屋さんには見せてはダメ!
うちの子はまだ1歳半くらいなのでこのDVDを見ても特に強い反応は示しませんでしたが、ちゃんと理解できる年齢の子どもならこのDVDを見せると間違いなく「トミカのシリーズを集めたくなる」内容です。
まあ、商売ですから「購買意欲を高める」ためのDVD作成だろうと思いますが、玩具の訴求ターゲットは親ではなく「子ども」なんだなとすごく強く思いました。
広告作成を生業としている私としては、なかなかセンセーショナルな内容でした。
お金を出す親ではなく、興味の対象である子どもに一気に訴求して、財布役の親を引っ張り出す…これが玩具販売における広告宣伝なんだととても学ぶことができました。