入社後の新人研修で、あなたのビジネスマン人生の基本が決まります
私、僭越ながら新入社員の研修担当をやらせていただいております。
毎年この時期になると約1が月の間、部門に配属になった新人さんをひところに集めて集合研修を実施しています。
どこの会社の新人さんでも受けるだろう「研修」について私が思うことを書き連ねてみます。
研修から始まるもの
研修の内容には、それぞれの会社でどんなことをするのか?という基本的なものから、新社会人なら知っておくべきビジネスマナーといった常識を学ぶことになります。
新卒新人にとってはこの研修が社会人としてのデビュー戦となります。
初めての会社勤め、初めての先輩、初めての上司…全てが初めてだらけ!
ここで学んだこと、経験したことがその新卒新人にとっての「ビジネスマンとしての常識」になってしまうのです。
新卒新人さんはまだまだまっさらな状態。なのでこちらが与えた情報はすごく早く吸収します。
この時に間違った情報を与えてしまうと間違ったまま覚えしまうのです。
将来、もしかすると残念ながら縁がなく、その新人さんが辞めるということになるかもしれません。
その新人さんが別の会社に入社した際に「おい!お前は前職でそんなことも習わなかったのか!」と叱責されないためにも、ごく一般的だが万能であるマナーやスキルを研修で学んでもらうことに一番力を入れています。
教えるだけでなく学ぶ姿勢が大切
毎年フレッシュな新人さんを研修できることで、私自身も「初心に帰る」ことができます。
彼らからの素朴な疑問や、慣れていたからこそわからなった課題を、フレッシュな新人さんを通すことによって自分自身でも見直すことができます。
研修に参加する側・させる側が共に成長する意識を持って臨むことが大切であり、そうでなければ「新人研修」というものは、する側にも受ける側にもただコストがかかる仕事に成り下がってしまうのです。