Getting My Life Better

iPhoneやWEBサービスを使った仕事術、ライフハック、仕事への向き合い方などを中心に自分の雑感を含めていろいろ書きます!

女性が活躍できる社会って、待機児童が解決したらすべて解決する問題でもない!

photo by Navy Hale Keiki School

待機児童の件で、ある女性のブログが話題になって、国会前での座り込みにまで発展していますね!

安倍首相が「女性が活躍できる社会」とか言っています。女性が活躍できる社会ってどんな社会のことを指しているんでしょう?安倍首相のお膝元である山口県で感じる私個人の考えをちょっと書き連ねてみようかなぁと思います。

女性が活躍するための準備が全然足りない!

はっきり言って女性が活躍するための「雇用側」の準備が全く足りません。

子どもを保育園に入れられないので働くことができないという、いわゆる「待機児童」問題もありますが、運良く保育園に入れることができても大変な状況があるようです。

 

私の知人の娘さんは子どもを保育園にあずけて正社員として働いています。
しかし保育園に12時間も預けているそうです…朝8時に保育園に連れて行って、20時に連れて帰る。子どもとの時間が平日は1日2時間程度しかないそうです…

「子どもが可哀想じゃないか!」と何も知らない人ならこの女性を非難するかもしれませんが、女性がバリバリのキャリアで働くということの環境が用意されていないことが一番の要因だと私は思います。

 

この女性が1日12時間も保育園に子どもを預けないと「保育園代を支払い、子どもを育てるためのお金」を稼げないことが問題なのです。
短時間での勤務を選択することはもちろん可能です。ですが、それでは生活できない…仕方がなく長時間働くしかないということです。
正社員として働いて、男性のように評価・昇給すれば長期的には安定した収入を確保できる。そのほうが子どもを育てる上で経済面では間違いのない行動なのです。ですが…子育てという面においてはやはりしわ寄せが来てしまっています。

「どういう風にお金を使っているのか?」「児童手当などもあるだろう」などと回りはいくらでもあら捜しすることができますが、そもそもやはり雇用する側の基本的なスタンスの問題もあると思います。

女性は男性とは違い、確実に「働けない時間」があります。
それだけでもキャリア形成においてはマイナスだと考えて、結婚・出産自体に二の足を踏んでいる女性も多くいるでしょう。産休明けて戻ってきても、子育て期間中はどんなことがあるかわかりません。急な早退や欠勤などもあるはずですが、それを良しとしない社内風土などがまだまだ根強く残っています。

雇用する側がそういった女性ならではの状況を鑑みて、正しく評価してあげる制度と職場復帰できる環境作りが必要なのですが…そこが圧倒的に足りないと感じます。

 長時間労働の是正等女性の活躍の推進に積極的な取り組む優良企業の認定、公共調達を通じた女性の活躍の推進、企業における女性の活躍の「見える化」の推進、中小企業の行動計画策定への支援等による女性の職業生活における活躍の推進に積極的に取り組む企業に対するインセンティブの付与等

女性の職業生活における活躍の推進に関する基本方針

上記の政府方針にも出している通り、企業側の女性就業に関しての取り組みにおける給付金をもっと積極的にPRしたりとやれることはあるはず…企業が変わるためのコストをもっと負担してあげることが必要です(お金だけで解決する問題もでないとは思いますが…)

 

男性も女性も仕事のモチベーションは高い!

photo by LyndaSanchez

私の職場は女性社員がたくさんいらっしゃいます。まだ若いメンバーが多いので結婚・出産というのを経験している方が少ない状況でもあります。

女性のメンバーを見ていても…本当にみんなすごく頑張る!女性ならではの細かな気遣いや配慮ができるからこそなのか、お客様への対応の上手さやお客様にかわいがってもらっている姿なども含めて本当に仕事に対して誠実で、優秀な人が多い。

男性は自分で辞めないかぎりは基本的には働き続けることになりますが、女性は節目によっては「自分の意思に反して」辞めざるをえないこともある…その時はそういう決断になってしまったとしても、またそれまで培ってきたキャリアを無駄にせず、大手を振って戻ってこれるように制度・環境を整えていくことが私の会社でもまだまだ必要なことだと思います。