2年おきのMNPが一番お得!?な今の携帯会社のキャンペーンって長期ユーザーをどう思ってるの?
携帯会社の施策を見ていくと、「顧客満足度を度外視した施策」というのが目立つなぁと感じます。
その最たる例が「他社からの乗り換えによる大幅な値引き」です。
なぜ長らく自分の会社を利用してきてくれたお客様よりも新しいお客様への優遇が大きいのか?と疑問を持つ人も多いと思います。
市場が大きく変わってきたから!
現在のような環境が生まれたのにはやはり理由があります。
まだまだ携帯電話が一般的ではなかった時代、新規開拓の裾野は広く、まずは新しいお客様を取り込むことが優先でした。あっちが1人増やせばこっちも1人増やす…単純な競争原理ですね。
しかし、携帯電話はあっという間に普及し、今や普及率は26年度総務省データで104.5%、1億5千万の利用者がいます。
日本の人口よりも多い利用者数…まあ、2台持ってるなんて人も珍しくありませんからね!
平成元年は0.3%だったことを考えると爆発的に普及していますね!
この事実上の飽和状態でも、企業が企業として成長するには「新規獲得、ユーザー数の増加」をしていかなくてはならないのです。
つまり、以前のように新規獲得の裾野が広ければそちらに注力できますが、新規がいないから「他社からの奪取」となるのです。
しかも他社から奪取することには大きなメリットがあります。
他社から奪取すると「自社のユーザーが1人」増えます。まあ、当然ですよね。
合わせて「他社のユーザーが1人減ります」
ここがポイントです。
携帯会社は毎月「今月のユーザー数」や「純増数」といった比較データが公開されます。
このデータから「あっ!ドコモの純増数がマイナスだ…これからはソフトバンクなのか…」とか、「ソフトバンク最近元気ないからauかなぁ」とユーザーの判断材料の一つとなってしまうのです。
僕は詳しくないですが、こういったデータは株価にも少なからず影響しそうですよね。株式会社ならば株価は大切な指標の一つです。それに影響を与えるならば大きな問題です。
携帯各社は「純増数1人」ではなく「純増数1人、他社純減1人 = 実質2人」が欲しいのです。
2年おきのMNPが間違いなし!
仮に大手3大キャリアだけで考えた場合、同じキャリアをずっと使い続けるよりも、今がソフトバンクなら次はドコモ、その次はauなどのように乗り換えていく方が賢いです。
2年契約の更新月にその時一番お得に買えるキャリアにMNPする…そのための情報収集をしっかりとしておくと良いでしょう!
同じキャリアでも販売しているお店によってキャッシュバックなども大きく違いますのであっちこっち見てから一番お得なところを探す…大変ですがライフラインとなり、手放せなくなった携帯電話をより安く維持するための2年おきの労力だと思えばいいのではないでしょうか?
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