面接のような初対面の場で最も大切なことは主張することではなく、調和することだと思う…
来春卒業予定の新卒者の内定辞退が増えているみたいですね。解禁日自体が後ろ倒しになったことなどでいろいろと弊害が出ているというニュースを見ました。
採用活動は採用する側もされる側も色々と神経質になることですよね…そんな採用活動において大切な面接についてちょっと書いていきます。
面接って一方的なもの?
面接というのは一体どんなものでしょうか?
採用する側とされる側のお互いが求めていることのすり合わせをする場というのは間違いありません。
採用される側としては選んでもらうために言いたいこと、聞きたいことも聞かずにいるという人もいるかもしれませんが、それはちょっと間違いです。
聞きたいことがあっても聞かずに、そのまま働き始めたら…やっぱり気になっていたことがそのまま出てきて働くのが嫌になってしまう…結果的に辞めてしまう。
こうなると結局採用する側もされる側も困ることになりますよね。採用される側も最初にしっかりと自分の中の疑問を払拭してからの方が納得して働けるものです。
じゃあ、なんでも言いたいことを言えばいいのか?というとそんなこともありません。
あなたは道端であった人には自分の言いたいこと・思ったことをいきなり伝えますか?
そんなことはしないはずです。でも「さあ、この人に何か伝えなさい」という場があれば遠慮はしながらも自分の考えを伝えようとするはずです。
つまりあくまでも面接という場は初対面の場であり、そして主張することが許された場でもあります。
しかし主張するとしても遠慮や配慮を持って主張することが求められるのです。
言葉遣いなんかが最も分かりやすい配慮ですよね。ぶっきらぼうな態度では自分のことをわかってもらえる前にシャットアウトされます。
自分が逆の立場ならいきなり初対面の人にぶっきらぼうな態度取られたら腹立つと思います。相手だって同じです。
「働いてみないも適性なんてわからないじゃないか!」というのも事実ではありますが、働く前からわかる適性もあります…働くということはあくまでも集団の中での活動ですから、マナーや言葉遣い・気遣いなどの分かりやすい態度がまずは評価されるのです。
自分を知ってもらうためには?
自分という人間を正しく知ってもらうためには誠実さ・謙虚さ・礼儀正しさが大切です。
これらのいずれかが足りないと「態度が悪いけど本当に仕事できるのか?」というような必ず「マイナスをセットとした評価」になります。
また、実際に仕事っぷりを見せても「仕事ができてもね…」とせっかくの能力も受け入れられないのです。
仕事がうまくできる・できないといった部分ではなく言葉遣いや気遣いといった態度の部分のマイナスはなぜかみんな大きく捉えがちです…人間は本能的にそういった部分を拒絶するようになっているのかもしれません。
面接だけではありませんが、人と接する場合には特に注意したいことですね!