そのタスク、先延ばしして大丈夫?「タスクの壁化」という言葉にぐっときた!
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「タスクの壁化」とはシゴタノで@nokiba さんが書いていたことです。
時間が足りなくなる原因 « シゴタノ!
起きたら全て壁…
これはすごいわかりやすいなぁと思いました。タスクの壁を感じずに仕事をしている人、また壁を感じてから仕事をする人…そういった点を僕なりの解釈も付け加えて書いてみたいと思います。
壁の捉え方が違う!
この記事ではこのように書いてあります。
開始時刻が決まっているのが予定です。 開始時刻が決まっていないのがタスクです。
タスクというのは「これをやる!」というものであり、開始時刻などの時間的要素がないものです。
これが「⚫︎月⚫︎日までに」と締切を設定するとそれを帰結とした開始時刻が決定します。これが予定に変わった瞬間です。
人はどうしても締切まで時間があるとその仕事を後回しにしていきます。
「今日はこっちの方が重要だからこれは明日で…」
こうして結局締切ギリギリになってやり始めるのです。
この「これ以上先延ばしにできない局面」をタスクの壁と呼ぶそうです…なるほど、すごくわかりやすい!
壁、つまりそれ以上進むことができない地点ということです。締切ギリギリの追い込まれた状態です。
しかし人間というのはなかなかに怠惰な生き物です。締切ギリギリにならないと動かない人がたくさんいます。
夏休みの宿題を最終日付近に慌ててやるタイプの人がそうです。
毎日「宿題しなきゃなぁ〜」と考えているにもかかわらず、毎日宿題を順延しているのです。
こういう状況は精神的に良くないです。「あれをやらなきゃなぁ〜」と頭の中にいつも仕事が残っている状態なのですから!
また時には「壁を超えていく」人もいます。
壁を越える…つまり「締切に間に合わなくてもいい」と考えるということです。
「ちょっとくらいなら遅れても大丈夫か…」と考えている人も多いのです。
「遅れるからちゃんと連絡した」というのは基本的な問題解決には全く関係ありません。解決すべき問題は「なぜ遅れたのか?」というところです。
タスクの壁の認識が甘く、気付いた地点ですでに間に合わないと判断した…
社会人にとって期日を守るのは最低限のマナーだと思います。
どちらの場合も「後工程を考えていない」ことが問題です。その作業が遅れることでその後のどの部分に影響が出るのかを理解していなんのでしょう。
壁になる前にやれる人間に!
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タスクが壁化するのは、そのタスクを実行するのにどれくらいの時間と手間が必要なのか?という部分が不明瞭だからだと思います。
すごく時間や手間がかかりそう…
こう思ってしまうと心理的なハードルがあがってしまい、先延ばしにするという行動に出てしまうのです。
この壁化を防ぐには「かかる時間と手間を知る」ということ…つまり記録です。
実際に思っている時間とやり終えた時の所要時間にどれくらいの差があるか?これを知るためにもまずはやっていることの記録が必要なのです。
壁は乗り越えるためにあります。壁を作らないのが一番ですが、壁ができてしまったときには次の壁化を防ぐためのアクションが欲しいところですね!