道徳教育は大人にも必要!僕の考える「仕事の道徳」について書いてみよう
仕事には困難がつきもの
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仕事において、思うようにいかないということは多々あります。思うように売れない、理解されない、広まらない、うまくできない etc…
よく「どうしたら乗り超えることができるか?と考えることができる人は強い人だ!」みたいなことを言う人がいます。これは言い方は違えど「私は弱い人間なのでできない」と言っているようなものです。
ただこれは強いから、弱いからという単純な問題ではなく、道徳の問題だと僕は思います。
答えを求め過ぎている?
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先日ニュースで「道徳を教科に上げるか?」ということが話題になっていると言っていました。
教科というのは一定の評価基準があるものを指すらしく、成績が出せるようになってないといけないらしいです。
つまり、道徳も筆記テストみたいな形で習熟度を測る必要がある。
これに対して生徒たちがインタビューで「答えがないので道徳の教科化は…」と応えていました。
僕はこれを見たときに「答えを求めているんだなぁ」と思いました。
道徳の教科化はともかくとして、「これはこう、あれはこう」と一問一答式が今の世代にはわかりやすく、また浸透しているのかもしれません。
これは一見シンプルに見えますが、「こうでないならダメだ!」という固定的な感情を生んでしまう危険性があります。
つまり最初に出した例に当てはめると、「困難に立ち向かわないからダメな人間なんだ」と考えてしまいがちなのです。
確かに困難には立ち向かえるなら向かったほうが良いこともあるでしょう。でも、どうにもならない困難というものもあります。そのときに素直に周りの人間に助けを求められるかが重要です。
「助けを求めるのはダメな人間の証拠」みたいな感覚が出てきてしまい、何も言わない…こうして困難を一人で抱え込んでしまい、精神的にも不安定になり、最悪自殺とかいう方向に進んでしまうかもしれません。
学校の道徳でも習ったはずです…助け合いの大切さを!これは仕事においても重要なのです。
あなたらしい答えを出せばいい!
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道徳に答えはありません。人によって答えが違って問題ありません。
ただ、道徳にあるものは答えではなく「みんなが越えなければならない最低限度の基準」だと思います。
この基準を超えた上で、多種多様な答えが出る…これはいたって当たり前のことです。
仕事においても同様です。
「仕事に対して真剣に取り組んでいる」という最低限度の基準をクリアしているなら困難を素直に認め、助けを求める姿勢も必要なのです。周りに立ち向かっていく人がいたとしても自分を卑下する必要はなく、できるようになっていけばいいのです。
困難はつきもの、避けることができないもの。だからと言って仕事全体に対して不誠実なことをしてはいけない!というのが僕の考える仕事の道徳です!