「後悔」は真っ向から自分の人生を否定することになる。
後悔という現象
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何かに挑戦し、そして失敗した時。また何か自分が予期せぬ出来事が起こった時。こういった時に人は「後悔」をすることがあります。
「あの時にこうしておけばなぁ~」
if(もし~なら)という仮定法ですね。仮定法というのは「事実の逆」を表す表現です。つまり今起こっていることを真っ向から否定することになります。
後悔してもしょうがない
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くよくよしている時に周りから「後悔してもしょうがないじゃないか!」と声をかけられることがあるでしょう。でも当の本人は「わかってはいるがしょうがないじゃないか」という気持ちでいっぱいです。
それはそのはず「その選択が結果間違いだった」ということのショックを受けているのは本人で、しかもそのことの重大さは本人にしかわからない…まわりから見たら「些細なこと」でも本人には重大なことなのです。
こういう時に後悔の気持ちから脱出するためにも知っておくと良いのがタイトルにある「後悔は自分の人生を否定する」ということです。
たった一つの選択を間違えたばかりに失敗という結果になったとしても、それまでに得た教訓や場合によっては人の出会いなどがすべて失敗というわけではありません。後悔というのは「その選択をしなければ…」という考え方なので、選択によって付随してくる経験や出会いなども合わせて否定してしまうのです。
例えば甲子園決勝戦でエラーをしてしまい試合に負けてしまった…「あの時エラーをしなければ」という後悔の念をいつまでも持ち続けているとせっかくの「甲子園決勝戦に出場した」「決勝という場で友と一緒に戦った」という経験が暗く淀んだものになってしまうのです。
後悔しない生き方
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僕は「後悔しない」生き方はできないと思います。だれも「やり直したい」と思うような失敗を避け続けることはできないと思うからです。
でも「後悔し続ける」のは避けることができると思います。後悔し続けることはそれに付随する出来事だけでなく、その後の選択全てを否定する結果になる…そんな人生は辛くないですか?
自分の人生を楽しく生きたい!誰もがもつ欲求のひとつだと思います。だったら起こってしまったことを嘆くのではなく、これからを良くするほうに労力を使ったほうがいい。
「後悔は自分の人生を否定する」
これを心に刻んでおきたいと思います。
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