ひらめきはそのままでは使用不可である理由
宝物ゲット!
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突然、素晴らしいアイディアをひらめくことがあります。「そっか、こうすればいいのか!」といったものから「あれはこういうことだったんだ!」というものまで様々な形があります。
このひらめきを忘れないようにしておくことがまずは最重要のアクションであることは言うまでもないでしょう。そのためにも身につけておきたい習慣は昨日の記事に書いた「なんでも書きだす」という習慣です。
「やってて良かった!」と思う僕の習慣をひとつ紹介 - Getting My Life Better
収集というプロセス
今日はそれにプラスして実施すべきアクションについてまとめましょう。
宝物はそのままでは使用不可
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この「ひらめき」というものは厄介なものです。ひらめいた直前は本当に雷でも落ちたかのような衝撃と憑き物が取れたかのような爽快感を得ることができるのですが、その特性上、すぐに忘れてしまいます。なので思いついた瞬間にメモしておくなどの「バックアップ」が必要なのです。
加えて、もうひとつ大きな要素があります。
それは「そのままでは使用不可」ということです。ひらめきというのは大体が何かの一部であることが多いのです。ずっと考えていたこと・悩んでいたことを解決するきっかけとなるものが「ひらめき」であり、ひらめき単体では意味を成さないのです。
またひらめきがきっかけとなって素晴らしい企画を作り出すことがあるように、ひらめきというのは「スタートの原動力」であり、企画自体ではないのです。
このことからわかるように、忘れないように書きだしておいたひらめきはどこかのタイミングで「このひらめきを使ってするアクション」を検討する、または実行する必要があるのです。GTDでいうところの週次レビューや日次レビュー時がこの「ひらめきをアクションにするための時間」と言えるでしょう。
宝物を換金する
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このアクションは言わば「宝物を換金する」ということです。手に入れた金銀財宝はそのままでは日常生活で利用することはできません。これを換金し、現在流通している貨幣に変えることで使えるようになる…これと同じことです。
あなたの中で思いついたひらめきはそのままでは周りの人に理解されるかどうかはわかりません。だから「このひらめきの素晴らしさを伝えるためにはどうすればいいか?」「このひらめきを具体化させるためにどういうアクションが必要か?」と考える作業が「換金作業」といえるのです。そうしてできたものが初めて周りに流通していく…これでひらめきが無事使用できたと言えるのです。
せっかく見つけた財宝を使わないのはもったいない…あなたの中に眠っている財宝を換金化するアクションをぜひ実施してみましょう!
※GTDについてはこの本で勉強するといいでしょう。
- 作者:デビッド・アレン
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)