自分の殻を破るチャンスをふいにしない。チャンスをしっかりと認識しよう。
チャンスはなかなかやってこない…
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何か大きなことにチャレンジするといったり、新しいことを始めるというのには2つのパターンがあると僕は考えています。そしてそれに対してどのように向き合うかが重要だと考えています。
しかし、多くの人がこの、言うなれば「チャンス」ともいえるタイミングを逃しているのではないでしょうか。なかなかこないチャンスをしっかりと掴むためにもちゃんとチャンスがどういうものかを知っておく必要があるでしょう。
チャンスとは?
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上でちょっと触れましたが、チャンスには2つのパターンがあると思います。
1つは「受動的なもの」です。例えば新しい環境になったり、何かを役を与えられたりといった「自分を取り巻くものが変わることで何かを新しいものを始める必要が出てくる」といったことです。
これは「やらなくてはならない」という使命感が出てくれば取り組んでいくことができますが、必要性を感じなかったり、最初から「無理だ!」と思っている人には難しい取り組みとなります。チャンスをチャンスと認識できていない人はこのパターンです。
これに対してもう1つのパターンは「能動的なもの」です。自分が「やりたい!」と強く思ったことなので誰に指示されなくても勝手にやりますし、高いモチベーションで実施します。しかし、自分がやりたいと思うものと周りが求めるものとの間にギャップがあると結局はチャンスを逃すことにつながってしまう危険性があります。
この2つは方向性が違うので全く別のもののように感じるかもしれませんが、その動機は意外と共通であるケースが多いのです。
どちらも基本的に「現状になんかしらの問題あり、変化が必要である」ということです。自分で気づいて動き出すか、周りが先に気づいて変わるように指示するかの違いだったりします。
ここで一番怖い感情は「現状維持バイアス」の存在です。
人は極端な変化を嫌い、できるだけ慣れ親しんだ状況を維持したいと考えがちです。そのため自分が気づいたときはいいですが、人から変わるように指示されると頑なに拒絶する人がいます。確かに変化をすることは大きな労力がかかり、苦しいことも失敗することもあるでしょう。でも、それは言わば「変われるチャンス」であり、自分では気づくことがなかったチャンスなので逃すのはとても勿体無いことなんです。
ピンチはチャンス!
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月並みな言葉かもしれませんが「ピンチはチャンス」というのは的を射ていると思います。ピンチとはそれまでの自分のやり方や考え方では越えられないということの表れです。そこでそのピンチをいかにして乗り越えるかを考え、悩み、苦しむことで新しい自分を創り上げていくことができるのです。
今までの自分にできなかったことに取り組まなければならないという環境にある人や、現状で何かの壁にぶつかっているという人は、まず「今までの自分ではしないこと・考えないこと」をしてみてください。最初から完璧にできる必要はありません。チャレンジ精神をもって取り組む。できている人の行動を真似るのでも大丈夫です。
ひよこは自分では殻を破って出てきます。親が外から殻を破ることはありません。あなたは殻を破ってくれることを誰かに期待していませんか?