ウィルコム初のAndroidスマートフォン WX04Kが「惜しい」と思った!
5月29日 ソフトバンクと共同で新機種発表会
昨日5月29日、ソフトバンクと共同でウィルコムも新機種の発表会がありました。
そこで「ソフトバンクの回線とウィルコムの回線の両方を使えるAndroidスマートフォン」が発表されると前評判でしたのでかなり期待していましたが、正直「惜しい!」と思いました。
DIGNO DUAL(WX04K) | 京セラ
ただ1つ、そして一番重要な機能がない…
なぜそう思ったのか?
ウィルコムの「誰とでも定額」というプランは御存知ですか?「月に500件まで、1回の通話が10分以内なら固定電話、他社携帯へもすべて通話代無料」という驚きのプランです。
WILLCOM|だれとでも定額
ほとんどの人が無料になるのでは…
僕はお客さんに電話をかけるケースが多いのですが、大体10分もあれば十分要件を伝えることができます。また、月に500件も電話することはなさそうなのでこのプランを使えば実質通話代は無料ということです(正確にはオプション代980円かかりますが)。
さらに少し前に発表されたこちらのPHS端末が素晴らしい。
WILLCOM|PORTUS
話せるWi-Fiルーター!
この「PORTUS」という機種はソフトバンクの「ULTRA SPEED」に対応したモバイルルーター機能を搭載したPHSなんです。だからこの端末があればWi-FiモデルのiPadも外で使うことができる!しかも料金もデータ通信量+αくらいのお得なプランが用意されているので魅力的です。
こういったことから考えて5月29日に発表された「WX04K」にはかなりの期待をしていました。
発表された機種は予定通り「通話はPHS(PHSが圏外の時は3G)、データ通信はULTRA SPEED」というハイブリッド通信が可能なAndroid端末、CPUもデュアルコア1.2Ghzとまずまず。Androidのバージョンが2.3というのはちょっとどうかと思いましたがスペック的にはいいんじゃないでしょうか…
しかし、上で説明した「モバイルルーター」としての機能が残念ながら「ない」のです。別の名前では「テザリング」と呼ばれる機能ですね。外でPCやiPadを使うときにルーターとして使える機能、これが一番欲しい機能だったのになくなっている。ソフトバンクはやっぱり回線の負荷を考えてか、基本的にテザリングができないようにしているんですね…PORTUSはキワモノでそんなに売れないと踏んでテザリングを解禁したのかもしれませんが、WX04Kはもしかしたらある程度売れると考えたのかもしれません。
惜しい!本当に惜しい!
photo credit: bruckerrlb via photo pin cc
もし今回のWX04Kが「テザリング」ができる端末なら、もしかしたらiPhoneから乗り換えも検討したかもしれません。
iPhoneは大好きなので「PHSと3G回線のハイブリッドでテザリングができるiPhone」が発売されたら100%買いますが…まずありえませんね。