毎日使うエクセルだから、これだけは覚えておきたい! その2
数式使ってます?
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前回記事では「F2」キーについて説明しました。今回はエクセルの数式利用について必須となる機能に関わるキーをご紹介したいと思います。
キーの説明の前に、みなさん「数式」使ってますか?「SUM関数」とか「AVERAGE関数」とかあるアレです。まあ、これくらいは使っているという人もいるでしょう。では、「絶対参照」と「相対参照」についてはどうでしょうか?これを知らずに利用している人は多数いらっしゃるのではないでしょうか…
数字の参照元に対する考え方
「相対参照」→ 参照する式が書かれているセルから参照元までの位置
「絶対参照」→ 参照する式が書かれているセルに関係なく参照元のセル番号
言葉で説明するとこうなりますが…わかりませんよね?下に詳しく説明してみます。
まずは相対参照、以下の表へ数式を入力するとします。
この数式での「C2」というのは「セル番号」ではなく「数式が入っているセルから左に1つ、上に4つ先のセル」という意味なんです。
なので、オートフィルで数式をコピーすると参照位置がどんどんずれてしまい、正しい結果が表示されないのです。
それに対して絶対参照は「位置」ではなく「セル番号」を指定します。
この「絶対参照」を設定する場合に必要なのが「$」の入力なのです。
・C2 → 相対参照、C列も2行もどんどんずれていく
・$C2 → C列は固定(絶対参照)、2行はずれていく
・C$2 → C列はずれていく、2行は固定(絶対参照)
・$C$2 → C列も2行も固定(絶対参照)
この絶対参照を入力する際に便利なのが今回ご紹介したい「F4」キーなんです。
数式が入力してあるセルで「F4」キーを押す度に上記の4種類が交互に出てきます。いちいち「$」マークを入力しなくても「F4」キーで設定できるのです。
数式を使えるようになってこそエクセル使いだ!
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エクセルは本来数式を使った表計算がメインのソフトです。しかし、セル幅が自由に調整できるなどから「まるでワードのように」利用している方もいらっしゃると思います。
もちろん、それが悪いことではありません。使いやすいツールを使うのが一番ですがせっかくエクセルが持つ「すばらしい機能」の一つでもある「数式」を上手く使って資料を作れば、何度も同じ作業をする必要がなくなるかもしれません。
「F4」キーを使った絶対参照、あなたも上手く使ってみてください。