SoftBankで購入したiPhoneを格安SIMで使う3つの方法
現在私は格安SIMでiPhoneを利用しています。
基本的に格安SIMを使う場合には「SIMフリー端末」が必要になりますが、私はSoftbankで購入したiPhone6で格安SIMを使っています。
キャリアが販売している端末には「SIMロック」というそのキャリアでしか使えないようにするためのロックがかかっています。そのため格安SIMなどでは使えないということなのです。
ただし、Docomo・auの方は違います。
格安SIMのほとんどがDocomoの回線を借りている状態なので「実質Docomo回線」といえます。なのでDocomoユーザーはキャリアで購入したSIMロック端末でも格安SIMが使えます。
auユーザーもUQ mobileとmineo Aプランならau端末をそのまま利用できるものもあります。
では、Softbankユーザーはどうしたらよいのでしょうか?
Softbankユーザーは苦しい戦いとなります。
まず最初にSoftbankユーザーにはかなり苦しい戦いとなります。Docomoやauのようにそれぞれのキャリアの回線を借りた「格安通信会社」があればいいのですが、Softbank回線を利用した格安通信会社は今のところ1件のみです。つい最近発表されました。
ただしこちらは正確にはY mobileの回線を利用したものです。なのでSoftbankで購入したSIMロック端末は使えません…Softbankユーザーは格安SIMを「ただ指すだけで使える」という状況にはならないのです。
となるとなんとかSoftbankで購入した端末を利用する方法を考えなくてはならないのですが、それには3つ方法があります。
いわゆるSIM下駄を使う
私がやっている方法なので一番オススメです。
いわゆるSIM下駄と呼ばれる特殊なチップをSIMカードと本体の間に挟んで擬似的にSIMロックを解除するという方法です。
メリットはSIM下駄購入費用で使えるということ。
こちらのアイテムは購入するショップによっては偽物もあり、当たり外れがありますが、投資費用2,000円程度でSIMロック解除できる可能性があるので一番お手軽かもしれません。
デメリットは「通信の不安定」という点。
ほぼ間違いなくLTE通信にすると電波を掴まなくなる「圏外病」という状況になります。
こうなるとDocomoの端末またはSIMフリー端末で再度電波を掴み直さないと圏外病からの復活にはなりません。
また、音声通話とデータ通信を1台でまかなう(まあ、普通の使い方なんですが…)となるとSIM下駄では着信が取れず、大体こちらから折り返すようなことになるようです(私は2台持ちでiPhoneはデータ通信のみなので詳しくはわかりませんが、そうみたいです)。
メインで使う端末としてはちょっとリスクが高いというのがデメリットです。
禁断の大技!ファクトリーアンロック!
次に紹介するのが「ファクトリーアンロック」と呼ばれる手段です。
こちらは業者に端末を識別するIMEIという番号を伝えてAppleのサーバーに登録されているキャリア情報を書き換えるという、なんだか「そんなことができるのか?」と思うようなサービスです。
ファクトリーアンロックでは小龍茶館さんが信頼と実績があるようです。
メリットはSIM下駄のように通信の不安定などはありません。
やり方はどうであれ実質「SIMフリー端末」を手に入れたのと同様なので、LTE通信だって問題無いですし、音声通話も当然大丈夫です。
メインの端末としても全く不安なく使うことができるでしょう。
(注意としてはOSのアップデートによって再ロックの可能性もあるみたいです)
デメリットはその価格です。
小龍茶館さんではiPhone6/6 Plusで23,800円という金額!安いSIMフリーAndroid端末なら買うことができます。
小龍茶館さん以外にも海外のファクトリーアンロック業者が何社かありますが、こちらはお金を振り込んでもアンロックしてくれなかったなどのクレームもあり、ちょっと不安が残ります。
小龍茶館さんはそういう意味では返金保証もあるようなので安心ですが…金額は勇気のいる額ですね!
これが一番簡単&安心!モバイルルーターで利用!
最後に紹介するのはiPhone単体ではなく、モバイルルーターを使った方法です。
iPhone自体にはキャリアのロックがかかっているので上記2つの方法以外にはどうしようもありません。なので、iPhoneはWi-Fi利用することを前提として、モバイルルーターを購入し、そちらに格安SIMを入れて使うという方法です。
格安SIMでも使える「SIMフリーモバイルルーター」といえば人気はAterm MR04LNです。
またY mobileからも発売していますがモバイルバッテリー兼Wi-FiルーターにもなるMF855なんかもオススメです。
メリットはiPhone自体を買い換えたとしても問題がないということ。
SIM下駄だと新しい機種なら使えない可能性もあります。ファクトリーアンロックはその端末にだけ効果があるのでもちろん機種変更をしたらダメです。
デメリットは「荷物が増える」ということ。
モバイルルーターには通話機能はありませんから、通話専用端末も持つ必要があります。なので「通話用のガラケー + iPhone + モバイルルーター」と3つの機器を持って歩く必要があります。
(iPhoneに通話専用SIMを入れるとモバイルルーターとの2台持ちにもなります)
普段かばんを持つことがないという人にとっては荷物がこれだけ増えるということは心理的なハードルがかなり大きいのではないでしょうか?
SoftbankユーザーはおとなしくSIMフリー端末を購入したほうが良さそう。
元も子もない話になってしまうのですが、Softbankユーザーはキャリアで購入した端末をなんとか使うというよりも、やはりSIMフリー端末を購入したほうがよさそうです。
例えばiPhone SEなら比較的安くiPhoneを手に入れることができます。
Appleでも下取りを実施しており、iPhone6なら状態にもよりますが24,000円で下取りしてくれます。
あと30,000円ちょっと出せばiPhone SEが買えるのでそのほうが安心して使えますね!