Getting My Life Better

iPhoneやWEBサービスを使った仕事術、ライフハック、仕事への向き合い方などを中心に自分の雑感を含めていろいろ書きます!

営業職が会社から求められているものは売上だけではなく、もっと重要なものがある!

Businessman

私は営業職です。このブログでも何度かお伝えしている通りです。

営業職の使命は何か?と言われたら「売上をあげること」です。自社商品を理解してもらい、購入してもらう…そうすることによって売上が上がるのですが、売上をあげることだけがすべてになっている「間違った」営業マンもいるのが実情です(私の勤めている会社ではないですよ、そういう会社もあるという意味です)

そして売上を上げるだけで、それ以外を度外視しているという人もいます。

会社が求めているのは生産性だ!

会社が営業職であるあなたに求めていることは「売上」だけではありません。

もっとも重要な指標は「生産性」です。
生産性が低い営業社員と高い営業社員ではもちろん高い営業社員のほうが評価が高くなります。

 

生産性とはどのように計算するか?
簡単に自分で計算するなら「自分が上げた売上 ÷ 総労働時間」で計算できるでしょう。

仮に500万の売上を上げるのに200時間使ったAさんと500万の売上を上げるのに100時間使ったBさんを比較してみると一目瞭然ですね。

Aさん 5,000,000円 ÷ 200H = 25,000円/H

Bさん 5,000,000円 ÷ 100H = 50,000円/H

このように時間あたりの生産性は200時間と100時間では2倍となります。BさんがAさん同様200時間働いたとすると売上は2倍の1000万となります。

 

ここからはちょっと話をステップアップさせます。
BさんはAさんの半分の時間で同じ成果が出せる。じゃあ同じ200時間が就業規則で定められている就労時間だとした場合、残りの100時間をどのように過ごせばいいでしょうか?

私はこのように考えます。
もしBさんが入社して1年~3年程度の人だったら、残りの100時間の内50時間は同じように営業活動に時間を費やし、残りの50時間でさらに生産性をあげるためにできることはないか?と自己研鑽をすることをオススメします。

今の自分が何気なくやっていることを改めて見直すことでさらに生産性をあげるためにできることがあるかもしれません。それはその次元で営業出来ている自分でしか見つけることができないものかもしれませんので、時間を使ってでも検証するほうがよいでしょう。

 

Bさんが仮に3年以上であれば、残りの100時間は「自身のやり方を仕組み化し、共有すること」に時間を使うほうがよいでしょう。
自分がやっていることを自分の後輩やもしくは役職がついていれば部下に教え伝えたほうが、自分が営業活動をし続けるよりも確実に成果につながります。

仮にBさんに3人の部下がおり、同様に200時間の就労時間があるとして、Bさんの「100時間で500万上がる、つまり200時間で1000万上がる仕組み」を3人の部下が学ぶと…わかりますよね?

 

この話を通して私が何を言いたいかというと、わかりやすい仕事ばかりをやっているだけで、生産性の高い業務に本当に時間を使っているのか?という点です。

営業職だから営業の仕事をする…至極当然ですが、いつまでもそれでいいというわけではありません。
自身のポジションや期待される役割に応じて、それ以外の業務にしっかりと時間を使うことが本当の意味での生産性であり、そこを踏まえて業務の棚卸しができていない人が多いのです。

 

残業は生産性低下の最たるもの!

No Time No Tail

生産性は「売上 ÷ 総労働時間」です。
つまり残業が増えればそれだけ生産性は低下します。

「良い仕事をするためには時間をいくら使っても仕方がない!」という旧来的な発想で仕事をしている人もいます。そういった上司を持つと部下は「時間を潰すための仕事」をやるようになり、全体の生産性は著しく低下するのです。

 

良い仕事を決まった時間内でやり切る!これが正しい姿勢であり、こういった社員は生産性が高く、会社の評価も高いのです。
だって経営者としては残業代を払わなくてもよく(人件費を抑えられて)、それでいて成果が高い社員を歓迎しないわけがない…

「いつも夜遅くまで頑張っているな!」とは思ってくれるかもしれませんが、喜んでいるわけではないということを、残業が常態化している人は心に刻んでおきましょう。