全てに100%!完璧主義は本当に完璧なのだろうか?
何事も100%全力でやりたいという、俗に言う「完璧主義」の方、いらっしゃいますよね?
はっきりとお伝えしますが、すべてのことに100%で対応するのは不可能です。 それができるというのは大きな誤解なのです。
今回は100%について書いていきましょう。
そもそも100%というものは?
まずは「100%」というものを改めて考えてみてください。100が上限で、その上限である100%まで力を投入した!というのであれば、あなたに残された余力はありません…ゼロです!
なのに「こっちにも100%、あっちにも100%」と振り分けることはできません。
「いや、できる!」という方は、もしかしたらどっちとも100%ではないのではないでしょうか?
「こっち50%、あっちにも50%」なら合計100%ですから…
このように100%は「それ以上余力がない状態」を指し、他に力を回せているならそれは全力ではないと言えるでしょう。
このことが悪いことだというわけではありません。要は「力の入れ加減」の問題です。
頭の片隅に上手に追いやり、今取り組んでいることにできるだけ100%に近い力を投入するのがベストな方法です。
時間という概念で考えるとよりわかりやすいですが、24時間のうち24時間を仕事に投入するわけにはいきませんよね?
24時間のうち、10時間が仕事、8時間睡眠で、6時間がプライベートな時間というふうにバランスをとる…これと同じです。
全てに100%やるというのは仕事も24時間、睡眠も24時間、プライベートも24時間使うということです…無理ですよね?
完璧を目指し過ぎない!
このパワーバランスを考えずに全てを全力でやろうとすると概ね全てが「中途半端」に終わります。
または「全てが自分の理想とは異なる結果」になります。
完璧主義の人はこの現実を受け入れられず、「自分の能力が低いからだ!」と自分を否定するようになります。
最初から完璧を目指し過ぎないようにすること、これが何事においても大切なことです。