年功序列・終身雇用が悪いわけではない!それを悪用する奴に問題があるのだ!
日本には昔から「年功序列」という制度があります。
終身雇用の時代、年齢が高い人から役職を与えるという制度です。
僕はこの制度自体が悪いものとは思いません。実際には制度に問題があるというよりも、制度に甘んじている人に問題があると感じているからです。
年齢がすべての基準だろうか?
昔ながらの年功序列制度はもしかしたら「年齢こそがその基準である」と固定された指標だったのかもしれません。
この制度の悪になるのは「年功序列に甘んじている人」の存在です。
「年齢が上がれば俺も自然と係長…」とただ、時間が過ぎることばかりを考えている輩がいることが問題なのです。
終身雇用において、長きにわたり会社に貢献した人を優先的に優遇してあげるというのはある種の日本人ならではの美徳のようなものです。
ただ、あくまで「貢献した人」というのが前提でないと周りは納得しません。
日本の終身雇用、年功序列制度が見直されたのは「制度に甘んじて、自身の自己研鑽などをしない年長者が増えたこと」が1番の問題だと僕は考えます。
年齢だけで、特に能力もなく、偉そうな人がいたら、そりゃ周りの部下は「なんであんな人の下で働かなきゃいけないのか?」と疑問を持って当然です。僕だってそう思います。
年長者は年齢の分だけでも自身の能力を磨いておかないと話になりません!
しかし、昨今の年功序列制度は完全能力制の側面も取り入れた形になっていると感じています。
年功序列の体制ではありながらも、能力の高い若手を役職に起用したり、マネジメントに参加させたりする会社も増えてきています。
そういう機会があれば周りの人も「あの人は確かに仕事ができるから…」と納得もできるものです。
かっこいい年長者になろう!
年長者はやはり、いつまでもかっこいい人でいたいですよね。
「あの先輩のように仕事をしたい!」
「あの人と一緒に仕事をしたい!」
こう思われるような人間になることが年長者である人間のやらなくてはならない自己研鑽なのです。
過去のできていたことを自慢したりではなく、今も挑戦し続ける姿を見せる…失敗した姿を見せるのも大切なことなのです。