塾時代に感じていた、子供の才能を潰しかねない親がもっともやってはならない行動
塾講師のころ、塾に通う親を見てよく感じていたことがあります。その行動を取る親の子供には共通するあることがあります。
今回はそんな親の行動に注目して書いてみます。
親だからこそ陥る
親にとって子供というのはかけがえのない存在です。
特に母親にとっては自分のお腹を痛めて産んだ訳ですし、自分のおっぱいで育てたとなると大切なのは当然です。
それ故に自立してきたタイミングでも親が手出し口出ししすぎている家庭があります。
気持ちはわかります。傷つく前に、失敗する前にと子供を守る気持ちの表れですから。
こうしてあれこれ手出しする親は「子供のことを全て把握している」と誤解をしています。
「この子はこういう子だから…」「この子はこれは好きではない…」
こういった言葉で子供の挑戦するチャンスを奪っているのです。
こういう育てられ方をした子供は、親が自分のことを「こういう子」って言うんだから自分はそういう子なんだ…という気持ちが強くなります。
つまり、できないことにぶつかった時、「そもそも僕はこういうことは苦手だから…」という言い訳をするのです。
親の言葉により「出来るか/出来ないか」という判断でしか行動できなくなり、出来そうになければ「やらない」という選択をするようになる…これは大人になればなるほど大きなダメージへと変わっていきます。
社会に出たら「出来るか出来ないか?」ではなく「やるか/やらないか?」を問われることのほうが多いのです。
上司の仕事は期待すること
photo by Jim Nix / Nomadic Pursuits
出来るかどうかではなく、やってほしい…そして出来るようになってほしい!
そういう「成長への期待」として挑戦する機会を与えるのが上司の仕事なのですが、挑戦を拒む・嫌がる人はこういった逃げ口上を使うのです。
親が子供を推し量ったような発言をすると、子供は土壇場で逃げ腰になる…子供は無限の可能性を秘めた存在であり、親がすべきことはその可能性を信じてやらせてみるという行動なのです。