Getting My Life Better

iPhoneやWEBサービスを使った仕事術、ライフハック、仕事への向き合い方などを中心に自分の雑感を含めていろいろ書きます!

ほんと、人の採用が難しい時代になってきたなぁと感じるこの頃。でも変わらない想いがある…

photo by Fort Wainwright Public Affairs Office

求人広告を取り扱う会社に勤めてもう9年目になります…多くの広告主様、つまり求人をされている企業や店舗様にご愛顧いただいています。

時代が流れるにつれて、人を採用するとが非常に難しい時代になってきたなぁとつくづく感じます。

求人する側、応募する側

僕たちの仕事は「求人する側」「応募する側」のどちらの状況もある程度把握できます。

まずは応募する側、つまり求職者です。
一時期の景気が悪く、有効求人倍率も1倍を下回っていたころはよほど待遇の悪い内容でなければ求人はすぐに集まっていました。

採用する側からしたらこれほどラクなことはなく、また多くの応募者の中から選考することもできるので「より自社にあった採用」ができていたのです。

しかし、昨今は有効求人倍率も1倍を上回り、求職者が選べる環境になったことで、よほど好条件でなければ応募が殺到するなんてことはなくなりました。

 

また、求職者自体の「求めるもの」も変わってきている傾向があります。

昔はやはり給与であり、稼いだお金で何を買うか?どこに旅行に行くか?という「物欲」というものが大きかったと思います。僕が若いころなんてそんなもんです!

最近は「自分の時間を有効に使いたい」という考えの方が増えてきています。そのため「短時間で稼げる職」や「時間の融通がきく職」に応募する傾向があります。

 

例えば飲食店でのアルバイトで魅力的なメリットである「まかない」。基本的にあれば絶対嬉しい特典だろうと思っていましたが、「夜のシフトの時にはまかないは欲しくないという人もいるんだよ」と聞いた時は「なんで?」と全く理解できませんでした。

聞くと「夜に食べると太るから」といった理由です。
なるほど…とは思いましたが、そう考えるのか〜と驚いた話です。

 

ここまで書いたことだけみたら「求職者の理由」のようにも見えますが、採用する側にも理由はあります。

採用する側は人件費という大きなコストを支払うことになるため採用に慎重になっています。

競合店も増えてきて、僕の住む山口県では若年者の県外流出もあって飲食店は昔ほど儲からなくなってきているのでしょう。

なるべく少ない人件費で、良質な人材の採用をしたい!

この思いが強くなり、採用ハードルが高い会社もあります。
難しいバランスだと思います。採用する人材の質が下がれば提供するサービスの質も下がってしまう可能性がある…だから妥協はできないという状況です。

ですが「良い人」という基準が曖昧過ぎて、一般的に「良い」と言われる人を求める傾向があります。

本当は「自社にとっての良い人がどういうことができる人か?」を明確にし、それを採用の基準にするのが一番なのです。

 

やれることはなんなのか?

photo by Chris-Håvard Berge

僕たちができることは採用する側が採用条件を緩和するように説得することでも、求職者に積極的な応募活動を促すことでもありません。

現状はありのままにしっかりと伝え、その上で考えていただく。少しでも応募者の足が軽くなるような手段の提供をする。

少しでも多くの求職者に、よりたくさんの選択肢を提供し続ける。そのためにも自社のサービスの向上だけでなく、採用する側、応募する側のニーズの擦り合わせのお手伝いもしていくと僕は考えています。

 

採用という行為の難易度は上がっているかもしれませんが、「採用したい」「働きたい」という想いが変わらずあることは間違いありません。

良いマッチングを提供できるように邁進するだけですね!