プロジェクト管理に「かんばん方式」を導入するといろいろわかりやすい!
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会社で何かプロジェクトを任される、またはプロジェクトメンバーの一員になるという時にあなたならそのプロジェクト進捗をどのように管理しますか?
プロジェクトメンバーが全て顔が見える位置にいるかどうか?また部門が一緒かどうか?などで管理方法はいろいろあると思います。
そんな中でソフトウェア開発の現場でも導入されている「カンバン方式」でのプロジェクト管理について考えてみましょう。
カンバンとかんばん?
かんばん方式というのはそもそもはトヨタが生み出した生産管理方法です。
ジャストインタイムを主とした生産管理で、後工程が必要とした部品を前工程に伝えるために「かんばん」と呼ばれる連絡ツールを用いたことが始まりです。
前工程が後工程の進捗もわからずに部品製造を続けると結果として過剰な部品供給に商品生産がついていかなくなり、部品の無駄が起こることを防ぐことができます。
かんばん方式の最大のメリットは「前工程と後工程の間でコミュニケーションが取れる」ということです。
その「かんばん方式」からヒントを得て現在のアジャイル開発の現場で使われているのが「カンバン方式」です。カタカナとひらがなで使い分けているみたいですね。
アジャイル開発の現場ではプロジェクトに関連するタスクを「To Do」「Doing」「Done」と進捗状況に応じて管理します。
複数人のプロジェクトメンバーがそれぞれに割り当てられたタスクを管理するのであれば個人がもつタスク管理ツールで十分ですが、全員で一つのものを作り上げていくにはそれぞれのプロジェクトメンバーの進捗状況が正確に見えていることが大切です。
このカンバン方式をベースにしたWEBサービスがtrelloです。
こちらは完全な英語のみの利用ですが、まったく同じ概念で日本語対応のJootoというのもあります。
ホワイトボードと付箋でも可能です
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TrelloやJootoはWEBサービスですが、同じ場所で働くメンバーでのプロジェクト進行ならホワイトボードと付箋でも同様のことが可能です。
違う場所で働くメンバーとのプロジェクト管理にはこれらの各メンバーのタスク管理と進捗状況が一覧できる「プロジェクト管理ツール」と合わせてメンバーの抱えている問題や疑問の打ち合わせや話し合いをすることができる「コミュニケーションツール」の二つが必須です。
現在ではメールではなくskypeやGoogleハングアウト、chatworkにslackなどコミュニケーションツールもたくさんあります。
チームメンバーのITスキル次第ではありますが、効率的なツールを選ぶことがプロジェクト進行の大きな助けになるでしょう!