LINEがクローズドからオープンに!?より生活に食い込んでくるLINEの新サービスとは?
先日LINE株式会社は、事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」にて、各種新サービスの発表をしました!
またLINEの最新利用状況や実績の発表もあり、LINEがいかに生活に密接につながっているかを伺い知ることができるデータです。
そんな新サービスについて僕の雑感を踏まえながら紹介します。
決済システムのLINE Pay
まずは決済システムとなるLINE Payです。
この手のサービスはすでに他社でも多くやっているのでなんとなくわかると思いますが、LINEでやるところがポイントです。
LINEで結びついている人は家族や友人というクローズドな関係の人が多いはずです。そんな関係の人とのやりとりにもこのサービスは使えるのです。
実例であげてあるのは「割り勘」をするときです。グループで支払いをこのサービスを利用することで簡単に割り勘することができます。
ただ、そのやり方とは誰かが代表して一括で支払い、後でグループメンバーに送金をお願いするという仕組みだそうです…つまり、「人に送金ができる」ということです。
アカウントの乗っ取りでiTunesカードを買わせる詐欺がありますが、この送金サービスを利用した詐欺が出てきそうな気がします…
迷子にならない!?LINE Maps for indoor
次は地図アプリです。
この地図アプリは普通の地図アプリではなく「屋内施設に特化した」地図なのです。
大型ショッピングセンターや百貨店内の行きたいお店までの案内やお店の電話番号などがわかります。
サービス開始時点では東京の大手ショッピングセンターや百貨店のみのサービスではありますが、例えば僕のような田舎者丸出しの人間には東京に行った時には大変重宝しそうです。
では、LINEはそんな田舎者をターゲットにしたサービスを始めたのか?という話をですが、そうではなく外国人旅行者へもむけたサービスとして展開しているのです。
よくわかりませんが、この地図に掲載するのにはお金がかかるとしたら、販促広告の一部としてLINEはまた一つ地位を固めることになりそうです。
LINEで呼ぼう!LINE TEXIとLINE WOW
LINE TAXIはその名前の通り、タクシーを呼ぶサービス。専用アプリからいつでもどこでも呼ぶことが可能です。
またLINE WOWは提携業者の商品を運ぶ「フードデリバリーサービス」です。
どちらのサービスも最初に書いたLINE Payでの支払いが可能です。また、スマホのGPS機能を利用しての呼び出しが可能なので、電話で「あのビルを左に回って…」などと案内しなくても来てくれます!
オープンなコミュニケーションを!LINE@ ID
LINE@は最初は法人や企業が商用利用することが目的で作られました。利用するにも審査が必要であり、実店舗があるかなどを確認した上で利用可能となるサービスでした。
それが今回法人や個人を問わず、また実店舗がない企業でも利用可能なものへとサービスの幅を広げて来ました!
そもそもLINEはクローズドな関係の人とのやりとりが中心ですが、このLINE@ IDを利用すれば様々なつながりを作ることができ、一対一のやりとりをしたりもできる別の「オープンなLINEでのつながり」をもつことになります。
僕としてはこれは「TwitterやFacebookと何が違うんだろうか?」と感じてます。
LINEの価値観は「クローズドな関係のつながり」だと僕は考えており、この機能を使うならTwitterやFacebookで十分なのではと感じてます。
クローズドな関係では得られない情報を手に入れることが可能になるというのがオープンな関係のメリットだと思いますが、これをLINEがやる必要はないのでは?と感じていますが…僕が浅はかなだけかもしれません(°_°)
もうメールアドレスはとりあえず…
LINEの普及によりガラケー時代から利用してきたメールアドレスはほとんど死滅したと言えるかもしれません。
メールアドレスに変わって新しいコミュニケーションツールとなったLINEがさらに生活に食い込んでくることで、この手のコミュニケーションツールにありがちな「流行り廃りによる凋落」を起こさないような戦略なのではと思います。
今回の発表ではこれからの10年を見据えたLINEの力強い意思を見たような気がします!