長期的なプロジェクトを進めるには何よりも大事な「P」!
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プロジェクトを任される。これは非常にありがたいことでもあります。あなたの能力を見込んで上司が重大な任務を任せるということです。
1日2日で終わるようなシンプルなものではなく、中長期で取り組む必要がある業務…やりがいがありますね。
そんな長期的なプロジェクトを任されたときにまずは取り組むべき「P」について今日は書いてみましょう。
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Pと言えば…
勘のいい人ならお分かりでしょう。
「P」とは「Plan」、つまり計画です。PDCAサイクルの一番頭にくる「P」のことです。
中長期のプロジェクトを実施する上で、まず大切になるのはその計画性です。
「何を誰がいつまでにどうするのか?」という部分をしっかりと掘り下げることもなく、「この問題をいつまでに解決する」とざっくりと進めていくとすぐに壁にぶつかってしまいます。
このあたりは「これだけ!PDCA」という著書ではこのように書いてあります。
なぜPDCAが回らないのか? ほとんどの組織では「計画」ではなく「計画らしきもの」しか作れていない。
PDCAにおける計画とは、目標を達成するために「何を」「誰が」「いつまでに」「どうやって」実行するのかが見えていなければなりません。一方「計画らしきもの」には「何を」と「いつまでに」はあっても「誰が」と「どうやって」がほとんど明らかになっていないのです。
やるべき課題が明確になったら、その課題に大してどのように取り組んでいくか?そして誰がそのプロジェクト遂行上のタスクをやるか?そういった部分まで落とし込んでいく必要があります。
仮に自分一人で実施する長期プロジェクトなら「誰が」の部分はもちろん自分になりますが、大きなプロジェクトになると複数の人が関係してくるはずですのでやはり振り分けが必要になります。
また振り分けたタスクの進捗管理や忘れないようにする仕組みも当然必要になるでしょう。この部分が「どのように」の中のひとつになるのかもしれません。
先日ご紹介したasanaなんかがこの管理に優れているツールです。
プロジェクト管理で使い始めたasana。これはオススメできるレベル! - Getting My Life Better
注意したいのは中長期に渡るプロジェクトというのはその難易度が高いことが多く、また現状ではどこまでできるのか?どこに課題があるのか?という部分がわかりにくいものが多い。
それゆえに「まあ、やってみないとわからないよね」ということが起こるのも事実です。
ただし、これはある程度吟味し「わかる限りのことを考えた上での解答」であるなら問題ありませんが、そこまで考えず短絡的にこの言葉がでてきているのならそれはやはり「P」が足りないと言えるでしょう。
Planは念入りに。時間をかけて!
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新規プロジェクトとなると普段の業務とは違った新しい部分になります。
やはり真新しいことをするというのは心もワクワクしますし、早くいろんなことをやってみたい。と気持ちがそわそわしてきます。
しかし、そんなときだからこそしっかりと「計画」を立てて進めていかないと、結局思うとおりに進まず、モチベーションを下げる結果になります。
また、上司から「こいつならやってくれるだろう」と期待をかけて任せてもらったプロジェクトなのに、それに答えられないと上司からの評価をさげることにもつながるでしょう。
評価を気にしすぎるのもよくありませんが、少なからず上司があなたに期待しているというこの気持ちには答えたい!と思うのは自然ではないでしょうか?まあ、世間には自分とウマが合わない上司がいるという人もいるかもしれませんが、そういう上司に自分から壁を作りすぎるのもよくありません。
結局あなたの評価をするのはその上司であり、あなたの評価を広めてくれるのもその上司です。うまくやるのも社会人としてのスキルの一つ。その経験が今後あなたがプロジェクトリーダーを任された時のよい糧になることは間違いないでしょう!
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