情報が錯綜する現代で情報リテラシーに差がありすぎるのは問題だ!
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現代社会はインターネットを通して様々な情報が飛び交っています。
昔と違って個人個人の情報リテラシーの能力が非常に重要になってきているのですが、ここについての学校教育はまだ未開の地という感じ…これは問題だと僕は感じてます。
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今と昔の大きな違い
まずはそもそも情報リテラシーとはなんなのか?という話から。
情報リテラシー(じょうほうリテラシー、information literacy)とは、情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことである。「情報活用能力」や「情報活用力」、「情報を使いこなす力」とも表現する。したがって情報リテラシーとは、情報を主体的に選択、収集、活用、編集、発信する能力と同時に、情報機器を使って論理的に考える能力が含まれている。
昔はそこまでこの「リテラシー」という言葉を聞きませんでした。それはなぜでしょうか?
昔は情報を得られる先が少なかったというのがひとつです。
インターネットがなく、新聞や雑誌、テレビというのが主な情報収集先でした。
新聞や雑誌などは編集という作業を経て発行されてますからある程度精度の高い情報になっています。
しかし、現代社会では誰もが気軽にインターネットを使って情報発信ができます。
個人の発信する情報はあくまでその個人の考えや経験、知識をベースにしたものなので必ずしも正解とは限らないですし、かなり極論に偏ったものもあるのが事実です。
なので今は様々な情報の中からしっかりと自分の目的にあったものを利用できる能力…つまりリテラシーが必要だということです。
では、新聞や雑誌、テレビの情報だけならリテラシーは必要ないのかというとそうではありません。
新聞なら例えば新聞社によって同じ出来事でも捉え方が違ったりします。社会面では右寄りだったり左寄りだったり…雑誌でもそうです。
また、テレビはエンターテイメント性を求め過ぎるあまりに編集でつまらない部分はカットしたりと最近は曲がった形で情報を発信していることも多くなっています。
やはり情報の取り扱い方はこれからどんどん必要になっていくのです。
しかし、学校ではそのあたりの勉強はほとんどされてません。自由研究などがそれに当たるのかもしれませんが、そこまで重要視されている訳でもなく、ましては情報の取り扱い方だけにフォーカスした授業はありません。
社会に出てから求められる
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情報リテラシーは社会に出てからは強く求められます。
営業の仕事ならお客さんへ何かを説明する時に、客観的な判断基準としての情報提供も必要になります。
僕は研修中の新人さんにも情報リテラシーが必要だと考えています。
研修で学んだことをすぐに使えるようにまとめたりすることは情報の取り扱い方が上手い人とそうでない人にはやはり差が出ると思います。
そう考えると、学生のころから復習をちゃんとしている子はある種リテラシーが高いのかもしれませんね…