ソーシャルメディアが身近な新入社員だからこそ、知っておいて欲しいソーシャルメディアポリシー
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GWですね。みなさん、いろんなところに遊びに行っていることでしょう。
特に新入社員のみなさんは社会人になって最初の大型連休なので学生時代の友人たちと久しぶりに会ってお互いの近況報告などしていることでしょう…そして、そういった楽しい思い出をソーシャルメディアに投稿するという人もいるでしょう。
新卒新入社員の方々にとってソーシャルメディアは身近な存在で我が社に入社された方の多くもFacebookをやっています。
だからこそ知っておいて欲しい「ソーシャルメディアポリシー」について書きたいと思います。
いち個人であり、いち会社員である
ソーシャルメディアポリシーとはソーシャルメディアを使う上での行動規範とでも言いましょうか。守っておきたいモラルのようなものです。
このモラルを守れず、所属する会社に大きな損害を与えたり、本人が傷ついたりした事例があります。
例えばかなり前に話題になったのがバイトスタッフがあるサッカー選手のプライベートのデートを目撃し、それをTwitterに投稿したという事例です。
それは些細な投稿でしたが大きな波紋を生み、その子を採用した会社が謝罪会見をしたくらいです。その子にとっては「有名人を見つけた」くらいの感覚だったのかもしれません。
もしかしたら、その子がアルバイト中ではなかったらこんな騒ぎにならなかったかもしれませんが…
これは「会社員としての守秘義務」を守れずに安易にソーシャルメディア上に書いてしまったことが問題です。
上とは違うケースもあります。
久しぶりの仲間との飲み会。ちょっとハメを外してしまい、夜中じゅう馬鹿騒ぎをしたというような投稿をしたとしましょう。深夜に楽しくなってみんなで花火をしたとか…
当の本人たちは「良い思い出」としているかもしれませんが、多くの人がみることができるソーシャルメディアではそれを良く思う人ばかりではありません。当然非難の声が上がることも考えられます。
この時非難されるのはあなた個人というよりも社会的な地位です。つまり「おたくの会社にはこんな非常識な社員がいる」と非難されるのです。
社会人になるということは自分個人だけでなく帰属する組織に対しても責任が発生するということです。そのことを忘れて「誤解を招くような発言をソーシャルメディア上に書かない」ということが大切なのです。
表現の自由でもありますから…
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とはいえ、ソーシャルメディアは誰もが自由に投稿できるというのが特徴ですし、そもそも憲法にも保障されている「表現の自由」というものがあります。
なので会社が「こんな使い方はしないこと」と強く規制をすることは個人の自由を奪うことになりかねないのも事実です。
しかし、企業の存続自体を危うくさせるような投稿までも「個人の自由だから」と容認するわけにはいきません。
まだ会社への帰属意識が低く、また自分の言動が与える影響についての認識が浅い、しかしながら自分メディアであるFacebookやTwitterを使うことに抵抗がない新入社員のみなさん、ぜひこのソーシャルメディアポリシーを改めて理解していただきたいと思います。