あるよね…自分基準。だけど時間に関するものは自分基準だけではゼッタイにダメ!
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「自分基準」という言葉の意味はみなさんなんとなく分かりますよね?「自分的にはこれくらいでOK」「これくらいは許容範囲」という基準です。誰しもがこういった基準を持っているはずです。これ自体は別に問題ではないと思います。相手の基準について話を聞くと「え~、それOKなんだ!」と驚くこともあり、面白いですよね!
しかし、この自分基準の差が原因で問題となることがあります…その代表例が「時間」です。時間の捉え方について自分基準と相手基準にズレが大きいと大きなトラブルになりかねないのです。なので、このへんをしっかりと確認できるようになっておかなければなりません。
「夕方」って何時?
例えば「夕方までにこれやっておいて」と上司から指示があったとしましょう。さて、問題です。「夕方」って何時くらいのことを指すのでしょうか?
16時かな?17時かな?もしかしたら暗くなるくらいまでかな…だったら夏は19時くらいまで大丈夫だけど冬は17時くらいまでかなぁ?
イマイチはっきりとしません。この時にちゃんと「何時までですか?」と時間をしっかりと聞いておくことが大切なのです。
もちろん指示する側も「16時までに」と明確に伝えておく必要がありますが、「上司がちゃんと言ってくれないから」とか「部下がちゃんと聞かないから」とか言ってもしょうがありません。お互いの確認で気づいたほうがちゃんと明確にするようにしておけばいいのです。
また別の例をだしましょう。「これを金曜日の16時までに出して」と言われました。今度は時間は明確です。
ここで確認して欲しいのは「これが最終締切ですか?」ということです。金曜日の16時が最終締切ならば事前に一度は上司に仕事の進み具合や完成度などを報告する必要があります。そうでないと最終締切の時点で間違った方向に仕事を進めていた場合に取り返しがつかなくなります。
上司は「最終締切」のつもりで言っているのか?「最終締切まではもう少し時間があるが一度提出してほしい」つもりで言っているのか?これをしっかりと確認しておかないと「なんでもっと早く言わないのか?」なんてことが起こってしまいます。
2つの例からもわかるように人それぞれの時間の感覚は違います。夕方を17時ごろと思う人もいれば18時ごろと思う人もいる。一次締切なのか最終締切なのかも人それぞれ…もっと言えば5分を長いと感じるのか短いと感じるのかも全然違います。
だからこそコミュニケーション!
時間というのは捉え方こそ人それぞれですが、流れるスピードは全員一緒です。1分は60秒ですし、1時間は60分…これはどんな人間でも一緒です。
時間という概念のズレは仕事に大きく影響してきます。社内の上司への報告などであればまだ良いですがこれがお客さんに関係する業務でズレがあると致命的なミスに繋がるケースがあります。
「夕方までに資料送って」を「16時ごろでしょうか?」と聞き返せること、これは普段のやり取りから練習しておく必要があるのです。だからこそコミュニケーションを取る…深いコミュニケーションができるようになった相手とはこの時間間隔の差も少なくなっていきます。最初はしっかりと聞いて、この差を埋めるようにしていきましょう!
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