無理・無駄をなくすのは無理・無駄を経験してからでも遅くない!
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効率化という言葉には「無駄なことを省く」という意味が含まれていますね。確かに無駄なことをしないほうがいいというのは事実です。
また「無理なく実施する」という意味もあると思います。そりゃ無理なスケジュールを組むよりもゆとりのあるスケジュールのほうがいいに決まっています。
でも、無理や無駄というのは最初から無ければいいというわけでもありません。
無理や無駄を認識することが重要!
無理なこと、無駄なことがどんなことなのかを知らないうちから「無理しない、無駄なことをしない」と行動していると、おそらく「無難なことしかしない人」になってしまいます。
人が何かに本気になるときにはやはり無理もするものです。
例えば、部活のことを思い出してみましょう。
試合の前に少し体調が悪くなった。でもその試合はとても大事な試合…自分が抜けてしまうとチームに大きな迷惑をかけてしまう。
こんなとき、みなさんはどうしますか?そうです、「ちょっと無理してでも試合に出る」という選択肢をまず第一に考えるはずです。だから試合に出るために解熱剤を飲んだり、早く寝たりと少しでも体調を回復させるためのアクションを実施するはずです。
これがもし「無理をしない」という人だったらどうでしょうか?
おそらく「体調が悪いから無理せず明日の試合は休もう!」と考えるでしょう。その結果、その日は別に何もせずただただ寝るという行動をする…つまり「なんとかしよう!」という気持ちが起こらないのです。
体調が悪いのに無理してでもやれ!ということではありません。体調が悪いとしても最後まで「何ができるか?」を考える時間が必要だということです。
いろいろ取り組んでみて、それでも体調が戻らず、結果試合に出れないということもあるかもしれません…でも、それでいいんです。
「いろいろやっても試合に出れなかったら無駄じゃないか?」という人がいますが、無駄ではありません。この経験は必ず次に活きます!
試合前に体調を崩すとみんなに迷惑をかけてしまう…だから練習と平行して体調の管理もしっかりとしなくては!と、考えられるようになるからです。
結果が伴わないとすべて「無駄だった」と考えるのは間違いです。その事象自体の結果は出なかったとしてもその後の事象には必ず結果が出るはずなのです。なのに「意味がない、無駄だ!そんなことなら無理しなきゃよかった」という思考になる人が多いと僕は思います。
無理・無駄をたくさん経験しよう!
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まわりを見るとものすごく効率的に動いている、無駄な動きはないし、無理しているようにも見えない。そういう人がいると思います。
でも、そういう人はおそらく今までにたくさんの無理もしてきたし、無駄なこともしてきたのだと思います。その経験から「これは無理しすぎたな…」とか「この行動は無駄だった」という反省を活かして今の行動があるのです。
いきなり「効率的に、無理・無駄のない行動をしよう」とすると成長できない、または成長がゆっくりになることは間違いないでしょう!