やりたいことではなくやらなくてはならないことをできているのか?
やりたいことだけ?
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このブログでも何度も「自分のやりたいことをやるために何ができるか?」というテーマで記事を書いてきました。
しかし、よく考えたら今まで「やらなくてはならないこと」についての記事は書いてなかったと思いましたのでちょっとそれについても触れてみましょう。
やらなくてはならないこと…身の回りにたくさんあるはずです。
具体的には?
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例えば仕事もそのひとつでしょう。決められた業務をしっかりとやり切る、全うすることが仕事の責任です。ここで勘違いをする人がいますがその仕事の良し悪しは二の次で、まずは「やり切る、やる」ということが大切なんです。
「うまくできないからやめる、やらない」というのはまったくもって話になりません。上手い下手は別の問題としてまずしっかりとやるということが大切です。
しかし、多くの人が「やらなくてはならないこと」をほっといて「やりたいこと」に傾いてしまいます。そしてやりたいことばかりを主張して、やらなくてはならないことをすべて「ストレス」として受け止めてしまうのです。
確かにやりたいことだけやれるのが一番いいかもしれません。しかし、社会というものの中でみんながそれぞれやりたいことだけやっているなんてことはありえません。仮にやりたいことだけやっているという人を見たとしても、その背景には最低限の「やらなくてはならないこと」をやり切っているからやりたいことをできているのだと思います。
義務を放棄して権利ばかりを主張するのは本末転倒な話だと思います。
「これは私がやりたかったことじゃない…」
「本当はこうしたいのに…」
この言葉をいう権利を持っているのは本当に目の前のことに全力で取り組んだ人だけではないのかと思います。
まずは全力で取り組む!
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やりたいことだけを見ていると常に現状に不満足な状態となります。そしてやりたいことを美化してしまい、実際にやりたいことをやった時には美化し過ぎているので「あれ、思ったのと違う」という感覚になりやすくなります。そうするとまた現状に満足できず「こんな予定ではなかったのに…」という不満足のサイクルを繰り返すようになります。
まずは目の前のやらなくてはならないことを全力で取り組んでみましょう。これ以上ないくらい、過去最高に全力を出し切ったと心から言えるくらいやってみて、それでもちょっと思いと違うというのであればしょうがないでしょう。
「まだどこかに甘えがある」「逃げているのでは?」と自分が思うくらいならまだまだやり方が足りません。おそらく自分が感じているというのであれば周りの人はもっと感じているでしょう。特に自分のことを大切に思ってくれる人なら間違いないです。
人は一人では生きていません。少なからず誰かに影響を与えながら生きています。あなたの全力に影響を受ける人もいますし、あなたの無気力に影響を受ける人もいます。あなたはどちらの影響力を持つ自分でいたいですか?
なんでもいいんです!「元気な挨拶は必ずする!」というものでもいいんです。今日から一つ何かを始めてみましょう!