もしかしたらあなたは「楽しくない」を伝染させる悪い虫になっていませんか?
社会人の方、お仕事楽しんでいますか?学生の方、学校生活楽しんでいますか?そして主婦の方、家事を楽しんでいますか?
急に何を言い出したのかと思ったかもしれません。でも大切な質問なので聞いてみました。
なぜこんなことを言い出したのかは以下に書きますが、まず自分はどうなのか?を決めてから読み進めてください。
楽しむということ
さあ、ちゃんと決めましたでしょうか?
まず、楽しんでいるという方、なかなかの少数派です。多くの人がネガティブなことを言いがちなんです。 僕が営業に行ってお客さんと話をするときも、「景気がいいですね!」という話をするよりも、「景気がよくないですね」と言う話の方が盛り上がります。噂話も基本的には悪い評判の方が早く広まります。
「楽しい」というポジティブな感情は人からすると面白くない、自慢げに聞こえるというふうに取られてしまう可能性があるのでなかなか言わないのです。それをちゃんと言うことができると言うのは非常にいいことだと思います。
では、逆の「楽しくない」と答えた方はどうなんでしょうか?
一見するとネガティブな発言のため、いけないことのように感じるかもしれませんが、まあ問題ありません。楽しいことばかりではないはずなので、楽しくないと思う気持ちがでてきたってしょうがありません。
僕が伝えたい一番の問題は「楽しくない」と答えた方が「あなたも楽しくないよね?」と仲間を見つけようとする行為だと思います。
自分のネガティブな発言で周りにまでネガティブな感情を広めようとする人がいます。また、発言ではなく態度でもそれを発信する人がいます。これは本当に困り者です。特に年齢が高い人や役職もっている人がこうであると最悪です。
自分の部下に「ほんと、面白くないと思わないか?」と聞く。部下は「そうですね」としか言えないですよね。それでも「いや、僕は面白いと感じていますよね!」と言える部下は本当に楽しんでやっているのでしょう。でも、多くの部下は上司にいわれるとなかなか否定はできないのです。
そしてこういう人は自分を正当化するためには「みんながそう言っている!」とさらに上の人に言ったりします。本来部下を守る役目の上司が部下を自分のモチベーションダウンを説明する理由として利用しているという訳です。そうするとそれを聞いたさらに上の人は直接部下を見る機会がなく、報告で上がってくる情報だけで判断せざるをえなくなり、部下の評価を落としてしまうことになるのです。
楽しくなるためには?
なんでも楽しくやるためにはうまくできたことを共感し、共に喜ぶことだと思います。
前職のとき楽しくないことが起これば、僕は先輩によく飲みに連れて行ってもらいました。そこでいろんな話をする。特に解決はありません。ここで先輩が一緒になって「そうだそうだ、楽しくないな」と同調してもらうよりも「それでも楽しくするためにやれることをやろうぜ」と言ってもらったほうが部下も絶対前向きになれるはずです。
もし自分に部下や後輩がいるというなら、「楽しくないよね?」なんて質問は絶対にしないようにしましょう。そして「楽しくない」と言う言葉や態度を出さないように気をつけましょう。
部下や後輩は思ったよりも上司や先輩を見ている。なぜならそれが数年後の自分の姿だと思うからです。