「知的書評合戦ビブリオバトル」というものを知った!
ご存知でしたか?
今朝ラジオで「ビブリオバトル」というものを紹介していました。10月21日に秋葉原で首都決戦2012という全国から勝ち上がったビブリオバトラーたちによる決勝戦があったとラジオで聞いてとても面白そうだと思い、早速調べてみました。
知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
公式HPです
元々は学生たちが始めたもの
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元々は京都大学の学生たちがゼミを立ち上げようとした時に「何か面白いものはないか?」と考え、始めたものだということが公式HPに書いてありました。
決まったレジュメ通りに説明するだけでは面白くない。自分が感じたこと、思ったことをありのままに表現しようという気持ちがこの「ビブリオバトル」を生み出したようですね。
では、ビブリオバトルとはどんなものか?公式ルールがありましたのでご紹介しましょう。
【公式ルール】
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる
2.順番に一人5分間で本を紹介する
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする
つまり、自分が面白いと思った本を紹介する、そして誰の説明を聞いて一番読みたくなったかを決めるというものです。公式HPに「読書がスポーツになる 」と書いてありました!ポイントはレジュメやパワーポイントなどは用意せず「生の声」でプレゼンすることです。
アウトプットに意味がある
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この大会は東京都が支援しているようです。先日辞任を表明した石原都知事、猪瀬副知事は両名とも作家さん。このことも関係しているのかもしれませんね。
特別審査員だった猪瀬副知事は「得たものを言葉にすることで自分にも還ってくる」と発言されていました。
読書というとどうしても自分だけのものになるが、自分が読んで感動した本などをこうした形で発表し、共感してもらうことで得るものというのもあるはずです。
「文字を言葉にし、決められた時間内で相手に伝える」というこのような行為がもっと広まってもいいのではと強く思いました。